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金属の腐食【きんぞくのふしょく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

金属の腐食
きんぞくのふしょく
corrosion of metal
広義には金属と環境との相互作用をいい,環境が高温の気体のときを乾食,液体や水のときを湿食と呼んで二つに大別してきた。乾食には,気体酸素との反応により厚い酸化物スケールを形成する高温酸化のほか,各種気体との反応による硫化( SO2,H2S ),窒化 ( N2 ) ,浸炭 ( CO1,CO2 ) ,水素浸食 ( H2 ) などがある。近年ではごみ焼却炉における高温腐食が問題となっており,激しい浸食が溶融塩など液体の出現する条件下に起るのは湿食と共通である。湿食環境をつくる液体の水は,自然水から原子炉内の約 300℃の高温純水まで,さらには土壌やコンクリート中,また屋外大気や室内空気中にあり金属表面にも薄い水膜を形成する。腐食形態としては均一腐食,異種金属接触腐食,すきま腐食,孔食粒界腐食,選択 (脱成分) 腐食,(速い水流や懸濁物による保護皮膜の破壊による) エロージョン・コロージョン,応力腐食割れおよび水素脆性などの種類がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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