@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

金春禅鳳【こんぱるぜんぽう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

金春禅鳳
こんぱるぜんぽう
[生]享徳3(1454)
[没]?
室町時代の能役者作者禅竹。俗称八郎元安。父宗 筠の死後,金春太夫となり,その活躍は父や祖父よりもはなばなしかった。没年未詳であるが,孫の話などからみて,かなり長生きしたらしい。『嵐山』 (1518) ,『生田敦盛』『一角仙人』『東方朔』『初雪』の5曲は彼の作と認められ,新しい趣向をもつ曲と評されている。能楽論『毛端私珍抄』『五音之次第』『音曲五音』『禅鳳申楽談儀』などがある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

こんぱる‐ぜんぽう【金春禅鳳】
[1454~1520ころ]室町後期の能役者・能作者。名は八郎元安。禅鳳は法名。禅竹の孫。金春座大夫として、観世座対抗。作品に「一角仙人」「嵐山」、理論書に「毛端私珍抄」「反古裏之書」など。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

金春禅鳳 こんぱる-ぜんぽう
1454-1532? 室町-戦国時代の能役者シテ方。
享徳3年生まれ。金春禅竹の孫。59代金春大夫。観世座の勢力に対抗し,奈良興福寺の古市澄胤(ちょういん)の後援をえて大和で勢力をのばす。京都にも進出し,永正(えいしょう)2年粟田口(あわたぐち)で大規模な勧進猿楽(かんじんさるがく)を興行した。天文(てんぶん)元年?死去。79歳? 名は元安。通称は八郎。著作に「禅鳳雑談」,作品に「嵐山」など。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

こんぱるぜんぽう【金春禅鳳】
1454(享徳3)‐?
室町後期を中心に活躍した能役者。能作者でもある。金春禅竹の孫にあたる金春大夫。通称八郎。実名元安。法名桐林禅鳳。1460年(寛正1)11月,春日若宮祭の後,祖父禅竹に伴われて興福寺大乗院門跡尋尊のもとに参上したのが文献上の初出(《大乗院寺社雑事記》)。以後,祖父,父の金春宗筠(そういん)(1432‐80)薫陶の下に修業し,72年(文明4)8月には,奈良古市の祭礼能に父の代演を務めるほどに成長した(《経覚私要抄》)。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

金春禅鳳
こんぱるぜんぽう
(1454―1520?)

室町後期の能役者、能作者。シテ方金春流の大夫(たゆう)。金春禅竹の孫で、実名は八郎元安。将軍足利義稙(あしかがよしたね)のひいきにより全盛を誇る観世座(かんぜざ)に対抗し、奈良の衆徒の後援を得て大和(やまと)に勢力を伸ばし、京都に進出して1505年(永正2)有名な粟田口(あわたぐち)の勧進能ほかを催している。作品に『嵐山(あらしやま)』『東方朔(とうぼうさく)』『生田敦盛(いくたあつもり)』『初雪』や、歌舞伎(かぶき)の『鳴神(なるかみ)』の原典となった『一角仙人(いっかくせんにん)』などがあるが、いずれも特色ある能である。著書に『毛端私珍抄(もうたんしちんしょう)』『反故裏之書(ほごうらのしょ)』、芸談に『禅鳳雑談(ぞうたん)』など。演出の実態を伝える資料として貴重である。

[増田正造]

『表章・伊藤正義編『金春古伝書集成』(1968・わんや書店)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

こんぱる‐ぜんぽう【金春禅鳳】
室町後期の能役者、能作者。禅竹の孫。名は元安。通称八郎。金春座の大夫を継ぎ、古市澄胤の後援を得て大和から京都へ進出。青蓮院門跡尊応准后の援助で催した粟田口の勧進能は名高い。作品に「嵐山」「一角仙人」、伝書に「毛端私珍抄」「禅鳳雑談」など。享徳三年(一四五四)生。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

金春禅鳳」の用語解説はコトバンクが提供しています。

金春禅鳳の関連情報

関連キーワード

足利成氏エセン古河公方ベスプッチポリツィアーノ森吉山足利成氏伊勢貞親海津

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation