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金札【きんさつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

金札
きんさつ
江戸時代,金貨を引替えの対象として発行された紙幣藩札としておもに関東東北地方に流通したもののほか,慶応3 (1867) 年幕府の発行した江戸銀座金札,明治政府が明治1 (68) ~2年に発行した太政官札民部省札などがある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

きん‐さつ【金札】
金製のふだ。また、金色のふだ。
江戸時代、諸藩が発行した金貨代用の紙幣。
明治初年、政府が発行した金貨代用の紙幣。太政官札(だじょうかんさつ)民部省札の2種。
閻魔(えんま)の庁浄玻璃(じょうはり)の鏡にかけて善人と悪人を見分け、極楽に送る善人の名を記したという金製の札。金紙。→鉄札

出典:小学館
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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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きんさつ【金札】[謡曲]
謡曲。脇能五番目物喜多以外の各流。観阿弥作。桓武天皇勅使が神社創建のため伏見へ行くと天から金札が降り、天津太玉神(あまつふとだまのしん)が現れて、悪魔を祓(はら)い御代を祝福するを舞う。

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世界大百科事典 第2版

かねふだ【金札】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

きんさつ【金札】

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精選版 日本国語大辞典

きん‐さつ【金札】
[1] 〘名〙
① 金の札。また、金色の札。
※謡曲・金札(1384頃)「あら不思議や、天より金札の降り下りて候。すなはち金色の文字すわれり読み上げ給へ」
② 帝王の書状を敬っていう語。勅書。〔日葡辞書(1603‐04)〕
③ 江戸時代、諸藩が発行した金貨代用の紙幣。実際には銀札・銭札・米札が多く、金札の発行は少なかった。
※雑俳・十八公(1729)「金札をもって源五が廓行」
④ 明治元年(一八六八)から同二年に発行された太政官金札と民部省金札。
※第四一三‐明治二年(1869)五月二日(法令全書)「是迄金札相場被立置候に付夫々引換等も有之候処」
⑤ 閻魔(えんま)の庁で、浄玻璃の鏡にかけて善人と悪人を見分け、善人ならその名前を記して極楽へ送るという金製の札。金紙(きんし)。⇔鉄札
※御伽草子・梵天国(室町末)「きんさつに御判をあそばし」
⑥ 能楽で用いる小道具の一つ。将棋の駒を大きくした形の薄板に表裏ともに金箔を押したもの。能「金札」の頭にかぶる輪冠(わかんむり)の上の立物(たてもの)として、また、「羅生門」の渡辺綱が、証拠の標札として手にする時に用いる。
※咄本・聞上手(1773)綱右衛門「我先祖渡辺の綱、君の仰を蒙り、印の金札給りて」
⑦ 金色に塗った立て札。
※慶長見聞集(1614)七「江戸町の門々に〈略〉異様なる名を付て金札に書付、海道に立置たり」
⑧ ⑦のうち、特に江戸上野の元三大師・慈眼大師は毎月三〇日夕方の七つ時(午後四時三〇分前後)限りに、三六坊を順次遷座し、一坊に一か月鎮座したが、その前に、「両大師」と書いて立てた標札。大師札。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一〇「金札も大師につれて山めぐり」
[2] 謡曲。脇能・五番目物。各流。作者不詳。伏見の大宮を造営せよとの桓武天皇の勅命を受けて伏見を訪れた臣下は、そこの老人から、天から降ってくる金札のいわれを聞く。老人は自分こそ天津太玉神(あまつふとだまのしん)であると名乗って消える。その夜、神が真の姿で現われ、悪魔降伏・国土守護を誓って舞う。

出典:精選版 日本国語大辞典
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こん‐さつ【金札】
〘名〙
① 厳格な規則。鉄則。
※伝教大師消息(824‐831頃)「高雄持念闍梨 辱枉金札、深慰下情、歓喜之誠、不面何言」
② 閻魔(えんま)の庁で、浄玻璃の鏡にかけて善人と悪人を見分け、善人ならばその名前を記して極楽に送るという金製の札。金紙。きんさつ。⇔鉄札
※浄瑠璃・善光寺(1678)四「かくてゑんま王ぐうには、十五十たいあきらかに、きょくざにうつらせ玉へば、くしゃうじんさゆうに立、こんさつてつさぜんあくのあさきふかきをただし玉ふ」

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