●金神【こんじん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
金神
こんじん
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デジタル大辞泉
こん‐じん【金神】
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世界大百科事典 第2版
こんじん【金神】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
金神
こんじん
忌避しなければならないと畏(おそ)れられている方位の神。陰陽五行説に起源をもつとされているが、さだかではない。現在のところ、金神に関する文献は中世の『簠簋内伝(ほひつないでん)』など限られている。それらによると、金神は遊行(ゆぎょう)するということが大きな特徴である。方位については異説があるが、たとえば、甲己(こうき)の年は午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)、乙庚(おつこう)の年は辰(たつ)・巳(み)・戌(いぬ)・亥(い)、戊癸(ぼき)の年は子(ね)・丑(うし)・申(さる)・酉(とり)、丙辛(へいしん)の年は子・丑・寅(とら)・卯(う)、丁壬(ていじん)の年は寅・卯・戌・亥の方(かた)を忌むべき方位としている。これを犯して建築や旅などをすると、金神七殺(こんじんしちせつ)といってかならず家族7人が殺される。家族が7人に満たないときはその災いが隣家に及ぶと考えられた。平安時代に盛んに行われた方違(かたたがえ)は、こうした金神説に伴って引き起こされたものである。これらの知識が修験(しゅげん)などの民間宗教者によって広められた。岡山県などを中心とする中国地方においては、金神を屋敷神として祀(まつ)る家が少なくない。金光(こんこう)教は金神を基盤として創立したものであるといわれている。
[佐々木勝]
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精選版 日本国語大辞典
こん‐じん【金神】
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