●金色夜叉【こんじきやしゃ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
金色夜叉
こんじきやしゃ
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デジタル大辞泉
こんじきやしゃ【金色夜叉】



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世界大百科事典 第2版
こんじきやしゃ【金色夜叉】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
金色夜叉
こんじきやしゃ
尾崎紅葉(こうよう)の長編小説。1897年(明治30)1月1日~1902年5月11日『読売新聞』に断続連載。03年1~3月『新小説』に『読売』連載の終わりの一部を『新続(しんしょく)金色夜叉』として再掲のまま、未完中絶。1898~1903年春陽堂刊、5冊、未完。高等中学生の間貫一(はざまかんいち)は許婚(いいなずけ)の鴫沢宮(しぎさわみや)を愛していたが、宮は資産家の富山唯継(とみやまただつぐ)に嫁すことになり、裏切られたとして熱海(あたみ)の海岸で宮に「来年の今月今夜になったならば、僕の涙で必ず月は曇らして見せる」と悲痛なことばを残して行方をくらましてしまう。その後、貫一は復讐(ふくしゅう)のため高利貸となり、親友荒尾の忠告にも耳を傾けない。結婚後悔悟した宮は貫一に許しを請うが、それも聞かれなかった。が、その貫一もようやく宮からの手紙を開封するようにはなった、というところで中絶。紅葉一代の大作で、好評を得、早く1898年3月市村座(いちむらざ)初演以来、たびたび新派劇で上演されて圧倒的な人気を博し、伊井蓉峰(ようほう)、高田実(みのる)らの当り芸としてうたわれた。映画化も多い。
[岡 保生]
『『日本近代文学大系5 尾崎紅葉集』(1971・角川書店)』
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精選版 日本国語大辞典
こんじきやしゃ【金色夜叉】
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