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金融構造【きんゆうこうぞう】

日本大百科全書(ニッポニカ)

金融構造
きんゆうこうぞう
financial structure
金融構造という用語は、1950年代にJ・G・ガーリーとE・S・ショーの金融論が登場したころ、直接金融と間接金融との区別などで学会に注目され一世を風靡(ふうび)した。最近では、金融論に情報の経済学が応用されるようになり、いわゆる産業組織論的な金融構造分析は関心が薄くなっている。むしろ企業金融の新しい理解として「コーポレートガバナンス」が注目され、そこから「エージェンシー・コスト」の議論のなかで「企業の金融構造」という視点から問題が取り上げられている。ここでは、産業組織論的なアプローチによる金融構造を考える。
 金融構造を問題にするには、次の二つの視点がある。第一の視点は、動態的・量的なメカニズムとしてであり、第二の視点では、静態的・質的なメカニズムとして金融構造がとらえられる。前者は、資金循環表を土台として(1)金融方式や資金調達構造、(2)通貨供給構造、さらに(3)金融資産と実物資産との構造、金融連関比率などから、(4)金融機関構造、さらに(5)金融の地域構造や、(6)金融の二重構造などへの分析へと展開される。また、各国間の金融構造の相違なども分析されている。[石野 典]
『山田良治著『金融構造分析』(1984・新評論) ▽岸野文雄著『日本の金融システムと金融構造』(1993・近代文芸社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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