●釜山【プサン】
デジタル大辞泉
プサン【釜山】
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ふざん【釜山】
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世界大百科事典 第2版
ふざん【釜山 Pusan】
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かまやま【釜山】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
釜山
ふざん / プサン
韓国(大韓民国)南東端に位置する広域市。面積758.21平方キロメートル(1999)、人口410万8400(2001推計)。1914年に府制実施、朝鮮戦争中、韓国の臨時首都になり、57年に区制実施、63年直轄市に昇格。95年地方自治制度の改革により広域市となる。15区1郡で構成され、韓国第二の都市である。主要な工業地区の特色をあげると、まず沙上(さじょう)地区では最近、中心部の工場を移転して工業団地を造成し、製造業全体の約30%が集中、釜山最大の工業地域を形成しており、各種の工場が立地している。忠武地区は水産物加工業、印刷業、亀浦地区には小規模の工業が集中している。影島地区は造船、金属工業、陶磁器工業、甘川地区では化学、金属、水産物加工業、東莱(とうらい)地区では繊維、金属工業が盛んである。凡一・蓮山(れんざん)地区には繊維、金属、靴類の工場が密集している。
釜山は韓国第一の貿易港である。1999年の輸出額は58億ドルで、おもな輸出品は織物、履き物、鉄鋼、船舶など。輸入額は43億ドル。とくにコンテナ取扱い個数では香港(ホンコン)、シンガポール、ロッテルダムなどに続いて世界第5位となっている。釜山はまた鉄道京釜線の終着点でもあり、京釜高速道路(ソウル―釜山)、南海高速道路(釜山―光州)などが集中しており、国際・国内旅客港の機能も韓国第一である。金海国際空港には毎日、東京、名古屋、大阪、福岡との間に旅客機が発着する。釜山大学校、東亜大学校、釜慶大学校、高神大学校、釜山女子大学校など教育施設も多い。
[邢 基 柱]
歴史
高麗(こうらい)時代まで寒村だったが、李朝(りちょう)初期に倭寇(わこう)を防ぐ水軍の根拠地となり、日本との交易地にも指定された。1419年、朝鮮軍の対馬(つしま)攻撃(応永(おうえい)の外寇(がいこう))で倭寇が鎮静すると、三浦(さんぽ)(開港場)の一つとして「倭館」が設けられ、日本との交易が行われた。1547年以降、対馬島主宗(そう)氏に限定した日朝貿易の唯一の交易地とされ、豊臣(とよとみ)秀吉軍の侵入により一時断絶したが、江戸時代末期まで続いた。1876年の開国以後、日本の進出拠点となり、領事館、居留地が置かれ、下関、博多(はかた)との航路や京釜鉄道も開通した。日本の植民地下では日本人の商店、会社が林立し、人口も急増して朝鮮第二の都市に成長した。
[吉田光男]
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精選版 日本国語大辞典
ふざん【釜山】
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