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鋳銭司(ちゅうせんし 日本史)【ちゅうせんし】

日本大百科全書(ニッポニカ)

鋳銭司(ちゅうせんし 日本史)
ちゅうせんし

日本古代の銭貨を鋳造した官司。「じゅぜんのつかさ」とも読む。令外官(りょうげのかん)。常置の官ではなく、置廃が頻繁であった。『日本書紀』持統(じとう)天皇8年(694)3月己酉(きゆう)条に初めてみえる。以後8世紀では、河内(かわち)(所在地不明)、長門(ながと)(下関(しものせき)市長府町覚苑寺(かくおんじ)周辺)、山背(やましろ)(京都府木津川(きづがわ)市加茂町銭司(かもちょうぜず))、田原(たばら)(奈良県生駒(いこま)市北田原・南田原から大阪府四條畷(しじょうなわて)市上田原・下田原にかけての地域付近)などに置かれた。ついで、790~816年(延暦9~弘仁7)の鋳銭司、長門国司を改組した鋳銭使(818~825)、周防(すおう)の鋳銭司(すぜんじ)(825以降)、山背の葛野鋳銭所(かどのちゅうせんしょ)(9世紀中ごろ)などが置かれた。9世紀になると、地方豪族層の私的採銅や銅器の私鋳、担当国司の怠慢により、鋳銭司の入手しうる銅と鋳銭費用が減少し、鋳銭事業はしだいに困難となっていった。

[栄原永遠男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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