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【じょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


じょう
lock; latch
戸,引出し,箱などに取付け,ボルトなどによって締りをする金具によって,ボルトを動かして開閉するのが普通。戸締りのためを支える木の棒は錠の原形であり,雨戸の「さる」や (かんぬき) などの単純なものから,金属製の文字合せ,時計仕掛けによるものなど種類が多い。錠は運びのできる南京錠式と主体に固着した箱錠式に大別できる。 (1) 箱錠 洋式の扉につけてあるもので,空締り,本締りができる精密なもの,(2) シリンダ錠 円筒のケース内に仕掛けたボルトとカムで本締りをする,(3) 南京錠 半円形に曲った棒を掛け金に通して,鍵で動かないようにする,(4) 組合せ錠 文字盤の上の文字や数字を組合せて扉を開く,(5) 金庫錠 ハンドルを動かすと数本のボルトが上下左右の枠に入る,などがある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

じょう〔ヂヤウ|ジヤウ〕【錠/鎖/×鏁】
[名]
他人に開けられないように、ドア・引き出し・金庫などに取り付け、鍵(かぎ)で開閉する装置。「―を掛ける」「―をはずす」
(錠)錠剤。「ビタミン―」
[補説]1は本来「鎖」であるが、後世「錠」の字を当てるようになった。
[接尾](錠)助数詞。錠剤の数を数えるのに用いる。「食後二―ずつ服用する」
[アクセント]1はジョ2ジョー。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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じょう【錠】[漢字項目]
常用漢字] [音]ジョウ(ヂャウ)(呉)
戸締まりなどに用いる金具。「錠前(じょうまえ)施錠手錠尾錠(びじょう)
粒状に固めたもの。「錠剤糖衣錠
[補説]1は日本での用法

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世界大百科事典 第2版

じょう【錠】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

家とインテリアの用語がわかる辞典

じょう【錠】
鉄などで作って戸・引き出し・門などに取り付け、開かないようにする金具。多くは鍵(かぎ)によって開閉するが、数字の組み合わせで開閉するダイヤル錠、閉めると錠されるオートロック錠、遠隔操作により電気的に施・錠できる電気錠などもある。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)


じょう

ドア、扉、引出しや金庫などに取り付けて、鍵(かぎ)によって開閉する機構、または装置のこと。このような機構をもつ締まり金物を錠前といって区別することもあるが、普通は両方をあわせて錠という。

 錠はかなり古くから用いられていたようで、中国では紀元前2、3世紀ごろに、古代エジプトでは前2000年ごろに使用されており、『旧約聖書』には錠と鍵の記述が多くある。ローマ時代には、すでに現在の南京錠(ナンキンじょう)に似た小型のものが現れた。中世以降は、実用的な面よりも装飾的な面での進歩であって、機能的、機構的にはあまり変わらず、現在のように発達したのは18世紀末から19世紀にかけてである。

 錠は、構造(開閉機構)、取り付け方法、用途により分類される。構造別では、ウォード錠は鍵穴または錠の回転する軌跡に障害物を設けて、これに妨げられないような刻みの入った鍵以外の回転を阻むもの。レバータンブラー錠は棒鍵錠ともいい、内部にスプリングをつけた数枚のレバータンブラーがあり、その何枚かを回転する鍵で押してボルトを動かすもの。また、ピンタンブラー錠はシリンダー錠ともよばれ、その機構は、錠の中の同筒の偏心位置に自由に回転できる栓を設け、それら同筒と栓とを貫通して小穴を5、6個つくり、そこに接続位置がそれぞれ異なる2個重ねのピンを、一方の端部にスプリングを挿入して仕掛け、差し込んだ鍵の刻みがそれぞれのピンを押し上げ、すべてのピンの接続位置が同筒と栓との境にちょうど並んだときに、鍵によって栓が回転してボルトを動かして開けることができるものである。また、ドアのノブのなかにピンタンブラーを収めた錠は、インテグラル錠とよばれる。さらに、鍵を用いないで開閉できる空錠(そらじょう)、数字や文字をあわせて開く文字組み合わせ錠、時計を組み込んで設定した時間にならないと開かない時計錠などのほかに、引き戸用の差し込み錠(栓錠、鎌錠)や窓用のクレセント錠がある。最新の錠は、いろいろな機構を組み合わせて構成されている。たとえば、鍵のかわりに孔(あな)あきカードや磁気カードを用いるシリンダー錠がある。

 取り付け方法による分類としては、面(つら)付け錠と彫り込み錠に大別され、さらに持ち運び錠がある。面付け錠はドアの内側から框(かまち)の表面などに取り付けるもので、簡単に取り付けられる。彫り込み錠はドアの側面からドアの内部に錠の部分をくりぬいて収めるので、表面には錠が突き出ないので意匠的に優れている。持ち運びできるものに南京錠がある。

 錠の用途として最大の分野は建築である。そのほか、船舶、自動車、機械、日用品、旅行用品など、広範囲にわたっている。

 建築用のおもなものは、玄関錠(外からは鍵で、内からはラッチで施解錠)、浴室・トイレ錠(内から施解錠)、施錠する必要のない間仕切り錠(病室などには消音錠)、ホテル錠(ホテルの経営方針によって多くの種類がある)、非常錠(通常は鍵で施解錠するが、非常時には内側から非常解錠ができる)、インターロック錠(病院などで扉が2か所ある場合、同時に開かないように制御する錠)などがある。

 錠は現代の生活に欠くことのできないもので、錠を選ぶには、防犯性、耐久性および操作性に優れているかどうかを調べること、これには警察庁優良防犯機器認定制度がある。また、JIS(ジス)(日本工業規格)に等級が規定されている。

[岸谷孝一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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