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録音【ろくおん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

録音
ろくおん
recording
音を再生できるように記録保存すること。広義には録音と再生との両者をさす。録音には機械録音,光学録音磁気録音,デジタル録音の方法がある。機械録音では,音波電気振動に変え,録音用ので回転する円盤の面に波形を刻み込む。再生にはピックアップを用いる。光学録音では,写真フィルムに波形に応じた濃淡または黒化部分の面積の変化として焼付け,光電管によって再生する。磁気録音では,録音ヘッドによって磁性線や磁性体を塗布したテープ,シートなどを磁化させて行う。録音した波形は再生ヘッドによって取出すことができる。デジタル録音はこれらのアナログ方式と異なり,各ポイントの音を量的に表わすデジタル信号として記録 (デジタル化) する。これにより,雑音がなくなり,音質は飛躍的に向上した。現在の録音は急速にデジタル化が進んでいる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ろく‐おん【録音】
[名](スル)再生を目的として、音声・音楽・音響などを種々の媒体に記録すること。また、その音。「座談会を録音する」

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ろくおん【録音 sound recording】
録音とは音の信号を再生することを目的として,入力信号に対応させて録音媒体の状態や形状を変化させ,音の信号を保存・記録することをいう。例えば録音媒体として磁気テープを用いる磁気記録の場合は,入力信号に比例した磁化の変化の状態をテープ上に作る。円盤録音では入力信号に比例した溝の形状の変化を作ることにより音の信号を記録する。 人類最初の録音は1877年T.A.エジソンによって成功した。円筒に巻いたスズ箔に手回し式で録音したもので,フォノグラフと呼ばれた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ろくおん【録音】
スル
音をレコード・テープなどに記録し、必要なとき再生できるようにすること。 講演を-しておく -機

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

録音
ろくおん
sound recording
音声を記録すること。一般にその再生も可能である。現在実用されている方法を大別すると、機械録音、光学録音、磁気録音の三つがあげられる。音声を連続信号のまま記録するアナログ録音方式が長年使われてきたが、現在は特別の場合を除いて連続信号をデジタル信号に変換してから記録するデジタル録音方式が主流である。いずれの録音方式も、まず、スピーチ、音楽、自然界の音などをマイクロホンを通して電気信号に変換したのち、各方式に応じて信号処理が行われる。[金木利之・吉川昭吉郎]

機械録音

音声信号を、カッターとよばれる針の機械的振動に変え、円板状の録音板表面に、上下または左右の波形の溝を切って音声を記録する方式で、一般にレコード盤への収録に用いられている。カッターにはその駆動の方式により動電型、電磁型、圧電型などの種類があるが、電磁型がじょうぶで簡便なためよく用いられる。これはコイル、永久磁石、可動鉄片、カッター針などにより構成され、増幅器出力の音声電流をコイルに流すと可動鉄片が振動し、その動きがカッター針に伝えられるものである。[金木利之・吉川昭吉郎]

光学録音

音声信号を電気信号に変換したのち、さらに光の強弱に変えて録音する方式。ランプの発する光のように位相が不規則な光(インコヒーレント光という)を使用する方式と、レーザー光のように位相がそろった光(コヒーレント光という)を使用する方式がある。映画フィルムのサウンドトラックの録音は、長年普通のランプを使うアナログ方式であったが、レーザー光によるデジタル方式のサウンドトラックも使われるようになった。コンパクトディスク(CD)には記録、再生ともにレーザー光が使用される。これは従来のアナログレコードと異なり、音声は連続的な信号でなくデジタル信号として記録される。CDは直径12センチメートル、厚さ1.2ミリメートルのディスクを用いる。再生においてまったく接触部を用いないため摩耗する部分がなく、繰り返し使用しても音質の劣化はない。ダイナミックレンジ(音の振幅の範囲)が90デシベル以上で、ひずみも0.05%以下という非常によい特性があり、再生時間は最大74分である。当初、ディスクはユーザーが自分で消去や記録を行うことはできず、もっぱら録音済みのパッケージメディアとして使われてきた。しかし、現在ではユーザーが自分で記録できるCD-R(compact disc recordable)や消去と記録が可能で書き換え記録(上書き)ができるCD-RW(compact disc rewritable)があり、だれでも高品質の録音・再生ができるようになった。またCD-Rの7倍近くの記録容量をもつDVD-R(high definition DVD recordable)、消去と記録が可能で上書きができるDVD-RW(high definition DVD rewritable)、CD-Rの35倍の記録容量をもつBD-R(Blu-ray Disc recordable)、消去と記録が可能で上書きができるBD-RE(Blu-ray Disc rewritable)なども次々に開発されている。[金木利之・吉川昭吉郎]

磁気録音

磁気テープ録音は、音声電流を磁気ヘッドのコイルに流して、ヘッドのギャップに磁気的変化をつくり、このギャップに磁気テープを接触させてテープを移動させることで、テープ上に残留磁化の変化として音声信号が連続的に記録される。再生する場合は、テープをヘッドに接触させて移動させると、テープに記録されていた残留磁化がヘッドの磁力線を変化させ、コイルに微小な音声電流が発生するため、これを増幅して音声信号を得る。テープ上の記録を消去する場合は、テープにヘッドを接触させて、そのヘッドに直流を流すか、耳に聞こえない程度(30~70キロヘルツ)の高い周波数の交流を流す。このように磁気録音は一つの装置で録音、再生、消去を行えるものが多い。このような装置をテープレコーダーという。テープレコーダーを構成する磁気テープ、磁気ヘッド、テープ走行系などの機械部分や、サーボ系をはじめ電子回路素子に至るまで研究が進められ、大幅に性能が改善されている。しかし、音声を連続信号として記録するアナログ方式を採用する以上、磁気録音の性能の改善はほぼ限界に近い。その原因は、磁気テープ上の磁性体の塗布むらによる記録・再生時における雑音発生、振幅の大きな音声信号による磁気ヘッド、磁気テープの非直線性ひずみの発生、さらに、テープ走行系の回転むらによる時間的な音声信号の変動、などに基づく。
 これらの欠点を本質的に改善する手段として、デジタル録音方式がある。これは記録媒体に直接音声波形を記録するのではなく、PCM(pulse code modulation、パルス符号変調)という手法を使って一度パルス信号(一般に「0」および「1」の二値の符号列を使う)に変換してから記録する。再生においては、パルスの有無さえ区別できれば元の信号が正確に再現できる。デジタル録音方式は非常に広い周波数帯域を必要とするが、次のような特長がある。(1)ダイナミックレンジが広い、(2)雑音やひずみが少ない、(3)音声信号の帯域幅が広い、(4)コピーを繰り返しても信号が劣化しない。
 映画フィルムの端に磁性体を塗布してつくったサウンドトラックの録音は、テープレコーダーと同様な原理で行われる。この際、映像の映写にはフィルムを瞬時に止めながら間欠的に送られる(35ミリメートル幅の商用映画の場合、1秒間に24こまずつ)が、音声の再生にはフィルムを一定速度で連続的に送る必要がある。このため、一般に映像より音声をフィルム上の位置で先にくるように記録して、映像の間欠的変化が音声に影響しないようにしてある。このような磁気録音ができるフィルムには35ミリ、16ミリ、8ミリがあり、とくに35ミリフィルムではシネマスコープ用としていくつもの磁気トラックをもったものもある。
 ディスク状の媒体を用いる磁気録音として、1992年(平成4)にソニー社によって開発されたミニディスク(MD)があり、光磁気録音という方法を用いる。ディスクには常温では磁化されない特別な磁性粉が塗布されており、信号で変調された強力なレーザー光を用いて局所的に加熱しながら磁性粉を磁化することで信号の記録が行われ、記録時より弱いレーザー光を照射することで再生が行われる。[金木利之・吉川昭吉郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ろく‐おん【録音】
〘名〙 音を、再生することを目的として種々の媒体に記録すること。磁気テープなどに記録する磁気録音、プラスチック円板にカッターなどで記録する機械録音、写真フィルムに光を使って記録する光学録音などがある。
※試験管(1933)〈寺田寅彦〉八「録音された音楽は」

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