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鎖帷子【くさりかたびら】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

鎖帷子
くさりかたびら
mail
細かいを平らに編んでつくった着物帷子に似た略式防具の下や衣服の下に着込んで用いた。一重鎖,二重鎖,総鎖,南蛮鎖などの種類があり,日本では室町時代から使われていた。西洋では 12~13世紀に主要な防具として衣服の下に着用したが,の攻撃に不備であり,火器に対し無力であるため,鉄製に取って代わられた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

くさり‐かたびら【鎖帷子】
筒袖帷子に鎖をとじつけた防御具。鎧(よろい)や衣服の下に着込むので着込(きご)みともいう。くさり。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

くさりかたびら【鎖帷子】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

鎖帷子
くさりかたびら

鎖着籠(くさりきごめ)ともいう。室町末期の発生と推測される防具の一種で、出行の際や陣中において非常に備えて衣中に着用し、あるいは戦闘時に甲冑(かっちゅう)の下に着籠め、ときには甲冑の上に着用して防護力を強化した。『室町殿日記』『奥羽永慶(えいけい)軍記』『義光物語』などの記事にみえる。また、島原の乱に出陣した熊本藩主細川忠利(ただとし)の正月24日付(寛永15)書状に「一たゝみ具足、又くさりかたびらは数可有之候」とあり、当時盛んに着用されたことをうかがわせる。

 一般的形状は、筒袖(つつそで)の胴衣で、紺麻や浅葱(あさぎ)麻などに厚地の麻芯(しん)(中籠(なかごめ))を入れ、これに鎖を綴(と)じ付けたものである。筏金(いかだがね)を併用することがあり、また鎖や亀甲金(きっこうがね)を綴じ付けた芯地の表裏を布帛(ふはく)で縫い包んだものもある。なお、鎖帷子に類似した用途のものに下満智羅(したまんちら)がある。布帛に鎖や亀甲金を縫い込んだもので、甲冑の下に着籠めて、襟回(えりまわり)、肩当(かたあて)、小鰭(こひれ)、脇当(わきあて)をも兼用した。

[山岸素夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

くさり‐かたびら【鎖帷子】
〘名〙 防御用の下着。布帛(ふはく)の帷子を家地(いえじ)とし、上に八重鎖または南蛮鎖をとりつけたもの。衣服の下につけるために着込(きごみ)ともいう。くさりきこみ。くさりこそで。くさりじゅばん。くさり。
※わらんべ草(1660)五「くさりかたびらをき、いそぎいでんとするを」

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