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鎮台【ちんだい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

鎮台
ちんだい
(1) 明治の臨時軍政機関,鎮台府のこと。 (2) 旧日本陸軍編制上の単位で,当該地方の警護にあたった。明治4 (1871) 年4月御親兵が設置され,6月東山 (石巻) ,西海 (小倉) の2鎮台が設けられたが,7月廃藩置県に伴い,8月これまでの鎮台を廃止し,新たに東京,大阪,鎮西 (熊本) ,東北 (仙台) の4鎮台が設けられ,1873年1月には名古屋,広島に新設された。総兵員約1万 6000。 88年師団制が採用されるに伴い師団に改編された。

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デジタル大辞泉

ちん‐だい【鎮台】
一地方を守るために駐在する軍隊。また、その長。
明治初期の常備陸軍。明治4年(1871)東京・大阪・鎮西(小倉)・東北(石巻)の4鎮台を置き、明治6年(1873)、東京・仙台・名古屋・大阪・広島・熊本の6鎮台となった。明治21年(1888)師団改称
鎮台兵」の

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世界大百科事典 第2版

ちんだい【鎮台】
明治前半期の陸軍軍事機構の名称。1868年(明治1)5月20日,明治新政府は江戸鎮台を置き,旧幕府の奉行所を引き継ぎ大総督有栖川宮熾仁(たるひと)親王の管轄とし,軍政を布かせた。7月17日に鎮台を廃して鎮将府とし,鎮将に三条実美を任じて民政に移行させ駿河以東13国を管理させたが,10月18日鎮将府を廃して行政官に移管した。 軍事機構としての鎮台は1871年4月23日,東山道(本営石巻),西海道(本営小倉)の両鎮台を置き,各藩兵を差し出させて兵部省の管轄としたことに始まり,8月20日に東京,大阪,鎮西(小倉),東北(仙台)の4鎮台と各鎮台管下に1ないし3の分営を置いた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ちんだい【鎮台】
その地方の守備に当たる軍隊。
明治初年、各地に駐在させた軍隊。1871年(明治4)に東京・大阪・鎮西(小倉)・東北(石巻)に設置。73年に東京・仙台・名古屋・大阪・広島・熊本の六か所としたが、88年師団と改称。
1868年の維新当初、大和・大阪・兵庫・江戸に置かれた地方行政官庁。間もなく廃止され裁判所に改称。
「鎮台兵」の略。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

鎮台
ちんだい
(1)明治維新当初、幕府直轄領および主要地に置かれた行政官衙(かんが)。1868年(慶応4)1月、大和(やまと)、兵庫、大坂の各鎮台が置かれたが、すぐに裁判所に改称され、同年江戸鎮台も置かれたが、これも7月に廃止されて鎮将府にかわった。(2)明治初年の陸軍の編制上の最大の単位。1871年(明治4)4月、石巻(いしのまき)に東山道(とうさんどう)鎮台、小倉(こくら)に西海道鎮台を置くことが定められたが、実際に軍隊は編制されなかった。廃藩置県後の同年8月、この二鎮台を廃して、東京、大阪、鎮西(小倉、ただし当分熊本)、東北(石巻、ただし当分仙台)の四鎮台を設け、各藩から兵を徴して常備兵を置いた。73年1月、名古屋、広島の二鎮台が加わって六鎮台となり、近衛(このえ)とともに中央政府の常備軍を構成した。徴兵令の施行によって鎮台兵はしだいに壮兵から徴兵にかわり、西南戦争などに出動した。85年5月、鎮台の下に旅団が常設され、88年5月鎮台を廃止してこれを師団に改編した。[藤原 彰]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ちん‐だい【鎮台】
〘名〙 (「ちんたい」とも)
① 中央から離れた土地におかれて、その地方の政務、軍事などをつかさどった機関。また、そこに駐留する軍隊やその長。
※浄瑠璃・新うすゆき物語(1741)上「案内につれて京都の鎮台(チンダイ)、北条の成時殿台の飾を御覧とて、素袍の袂はしちかき、白書院(しろじょゐん)に出給へば」
② 明治維新当初の地方行政官庁。明治元年(一八六八)大和、大阪、兵庫、江戸の順で設置され、行政、司法、軍務を兼ねた機関。まもなく廃止され、行政権も兼ねた裁判所へと移行した。
※大総督府布告第四百二‐明治元年(1868)五月一九日「今般江戸鎮台被差置候に付寺社町勘定三奉行被廃」
③ 明治の初め、各地に置かれた軍団。明治四年(一八七一)には、東京、大阪、鎮西(小倉)、東北(石巻)の四鎮台が、同六年には徴兵令の公布にともない、全国を六軍管区として、東京、仙台、名古屋、大阪、広島、熊本に置かれた。のち同二一年、師団と改称された。
※新聞雑誌‐一号・明治四年(1871)五月「四月中東山道西海道に鎮台(チンタイ)を置くの令あり」
※霧の中(1947)〈田宮虎彦〉「土百姓の集りの鎮台に何が出来るものか」

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旺文社日本史事典 三訂版

鎮台
ちんだい
①1868(慶応4)年,明治新政府が設けた臨時の軍政機関
②1871(明治4)年以来設けられた陸軍の軍団
旧幕領の大和・大坂・兵庫・江戸に設置。まもなく廃され,行政権も兼ねた裁判所が置かれた。
1871年,東京・大阪・鎮西(熊本)・東北(仙台)の4鎮台を設置。'73年には東京・仙台・名古屋・大阪・広島・熊本の6鎮台となり,徴兵令を発布。平時3万余の徴集兵を常備した。士族反乱鎮圧に活躍したのをはじめとし,人民統制を進める明治政府の武力機構となった。'88年師団に改組

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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