@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

鎮護国家【ちんごこっか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

鎮護国家
ちんごこっか
仏法によって国家安泰を念願すること。国難に際しては,を滅ぼすために修法すること。特に密教では奈良時代から平安時代に盛んに行われた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ちんご‐こっか〔‐コクカ〕【鎮護国家】
仏教によって国家をしずめまもること。また、そのために「法華経」「仁王般若(にんのうはんにゃ)」「金光明経」などの経典読誦や修法を行うこと。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ちんごこっか【鎮護国家】
天変地異や内乱,外敵の侵入にあたって,仏教経典を講読祈願したり,真言密教による秘法を行って国家を守護することをいい,広く仏法によって国家を護(まも)る意味に使用される。鎮国ともいう。多くの仏典のなかにあって護国思想の顕著な《仁王般若(にんのうはんにや)経》《金光明(こんこうみよう)最勝王経》《法華経》の護国三部経のほかに,《大般若経》などが用いられた。もともと出世間の教えを説く仏教が,中国に伝来し教団勢力が形成されると,国家権力によって保護され統制され,利用されるようになる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

鎮護国家
ちんごこっか

仏教の教義に基づき、仏・菩薩や諸王が国家を鎮め護るという思想と、それによってもたらされる効果。7世紀、日本の律令体制構築に際し、朝廷は中国の王朝に倣って護国の思想を受容し、国家の中心に位置する国王(天皇)の擁護や、国情・社会の安定、他国からの防衛といった効果を祈念すると同時に、仏教の教義を通じて諸地域住民の感情・思想面での統制を図ろうとした。具体的には、7世紀後半の天武朝より諸国に仏教経典が頒布されるとともに、金光明経(こんこうみょうきょう)・仁王般若経といった護国経典が積極的に利用され、8世紀中葉の天平期には、金光明最勝王経・法華経の思想を基盤とする国分寺・国分尼寺が諸国に建立され、中央・地方の官寺を中心に護国法要が定期的に営まれ、強力にこの思想の流布が図られた。平安期に天台・真言や南都の諸宗が独自の活動を展開するようになると、朝廷との関係を重視して鎮護国家を強調し、日本仏教の性格に大きく影響を与えた。

[本郷真紹]

『本郷真紹著『律令国家仏教の研究』(2005・法蔵館)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ちんご‐こっか ‥コクカ【鎮護国家】
〘名〙 国家のわざわいをしずめ、安泰にすること。また、そのために法華経・仁王般若経・金光明最勝王経などの護国経典を読誦し、あるいは息災増益などの修法を行なうこと。鎮国。護国。
※東寺文書‐礼・承和一二年(845)九月一〇日・民部省符案「東寺是桓武天皇草創、鎮護国家砌也」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版

鎮護国家
ちんごこっか
仏教が国家を鎮護する役割を果たすという思想で,奈良時代に栄え律令国家とともに消長した
マウリヤ王朝以後の仏教に現れた傾向で,中国・朝鮮・日本などに受容される際にも古代国家の支配者はこの傾向に着目して仏教を保護した。奈良時代の仏教政策に端的に現れ,平安期の天台・真言宗もこの役割を担った。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

鎮護国家」の用語解説はコトバンクが提供しています。

鎮護国家の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation