●長講堂【チョウコウドウ】
デジタル大辞泉
ちょうこう‐どう〔チヤウコウダウ〕【長講堂】
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世界大百科事典 第2版
ちょうこうどう【長講堂】
後白河法皇がその御所の六条殿のうちにつくった持仏堂。はじめ京都六条西洞院にあった。法華長講弥陀三昧堂の略称で,法華経を長期にわたって講義し,あわせて阿弥陀仏を念じて三昧境に入る道場のことを意味する。したがって本来固有名詞ではなく,院政期には多くの貴族たちがこうした持仏堂をつくったが,歴史上この後白河法皇の建立したものが最も有名で,単に長講堂といえばこれを指す。文献上の初見は,1185年(文治1)であるが,創建は1183‐84年(寿永2‐元暦1)ころと推定されている。
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精選版 日本国語大辞典
ちょうこう‐どう チャウコウダウ【長講堂】
(古くは「ちょうごうどう」とも) 京都市下京区本塩竈町にある西山浄土宗の寺。もと真言律宗。嘉応元年(一一六九)後白河法皇が御所六条殿内に持仏堂として創建。貴賤を問わず、あらゆる人の亡魂を回向(えこう)し、法華経を講読した。天正六年(一五七八)豊臣秀吉が現在地に移転。六条長講堂。後白河法華堂。六条御所。
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