●開花ホルモン【かいかホルモン】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
開花ホルモン
かいかホルモン
flowering hormone
日長条件の変化により花芽形成を誘導する植物ホルモンのこと。フロリゲンと命名され,日長条件の変化を認識した葉で合成されて花芽の形成部位に移動する。移動は生きている組織間でのみ可能である。しかし,その移動の速度まで計測されているにもかかわらず,いまだに化学構造は分かっていない。開花ホルモンは長日・短日植物両方の花芽形成を誘導しうることから,このホルモンは1種類と考えられてきたが,最近では疑問視されている。
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デジタル大辞泉
かいか‐ホルモン〔カイクワ‐〕【開花ホルモン】
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精選版 日本国語大辞典
かいか‐ホルモン カイクヮ‥【開花ホルモン】
〘名〙 (ホルモンはHormon) 植物の花芽の形成を促進させると推定される物質。葉で作られ、茎の生長点に移動して作用するとされるが、まだ抽出されていない。花成ホルモン。花成素。花芽形成ホルモン。
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