●閏秒【うるうびょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
閏秒
うるうびょう
leap second
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デジタル大辞泉
うるう‐びょう〔うるふベウ〕【×閏秒】
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世界大百科事典 第2版
うるうびょう【閏秒 leap second】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
閏秒
うるうびょう
世界時と協定世界時の差が1秒の調整を必要とするとき、挿入または削除される1秒を閏秒という。地球の自転によって決まる時の単位としての1秒は自転速度の不規則性のために一様ではない。この不規則性を取り除き、平滑化したのが世界時であるが、それでも一様ではない。そのため1956年、国際度量衡委員会は、不変と考えられる地球の公転に基づく暦表時で1秒を定義することにした。しかし、暦表時は精密に時の流れを示すことができない欠点があるため、1967年には1秒の時間を保持するものとして原子時が定められ、秒は暦表時の秒からセシウム原子の振動に基づく秒に切り替えられ、パリの国際報時局が国際原子時を決めることになった。この原子時の秒を基準とした人工的時系を協定世界時という。世界の標準電波秒報時は協定世界時に基づいて1972年1月1日から発信されているが、これを世界時の1秒の±0.9秒以内に管理するため、必要に応じ12月および6月(第一優先)、3月および9月(第二優先)の末日の最終秒の後へ閏秒を挿入、または削除することによって調整が行われる。現在は地球の自転が遅れ協定世界時が進んでいるため、協定世界時の23時59分59秒の次へ1秒挿入する正の閏秒が実施されているが、逆に将来地球の自転が速くなり、協定世界時のほうが遅れると負の閏秒の調整が行われることになる。
[渡辺敏夫]
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精選版 日本国語大辞典
うるう‐びょう うるふベウ【閏秒】
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