@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

間質性肺炎【カンシツセイハイエン】

デジタル大辞泉

かんしつせい‐はいえん【間質性肺炎】
肺炎の間質、すなわち肺胞壁や支持組織の部分に起こるもの。放射線・薬剤・ウイルスによるものや、免疫機能の低下で起こるニューモシスチス肺炎などがある。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

家庭医学館

かんしつせいはいえん【間質性肺炎 (Interstitial Pneumonia)】
 肺は、肺実質(はいじっしつ)と肺間質(はいかんしつ)の2つに分けることができます。
 肺実質とは、酸素を体内に取り込んだり、二酸化炭素(炭酸ガス)を体外へ排出するガス交換の場のことで、空気にふれている部分です。
 これに対して肺間質とは、結合組織などによって、そのようなガス交換の場を形成している、肺の骨格的な部分をいいます(図「肺胞の形態(肺胞壁の模式)」)。
 肺実質におこる病気としては、細菌が原因となって発病する細菌性肺炎(さいきんせいはいえん)が代表的なもので、ふつう「肺炎」といっているのは、こうした感染によっておこる病気です。
 一方、間質性肺炎は、なんらかの原因で、主として肺の間質に炎症がおこり、時間の経過とともに、だんだんに間質の線維成分が増えて、いわゆる線維化(せんいか)という、組織の柔軟性が失われる病変が、間質を中心におこってくる病気です。
 間質性肺炎には、突然発病し、急激に進行して肺の柔軟性が失われ、肺活量など、肺の機能が低下して、その結果、酸素の体内への取り込み不足、呼吸不全(こきゅうふぜん)といった病態になることがあります。このような経過をとるものを、急性間質性肺炎(きゅうせいかんしつせいはいえん)といいます。
 また、肺間質に長い期間にわたり持続的に炎症がみられ、線維化がゆっくりと進むタイプの間質性肺炎もあって、こういう病態を示すものを、特発性肺線維症(とくはつせいはいせんいしょう)、あるいは特発性間質性肺炎(とくはつせいかんしつせいはいえん)と呼んでいます。
 特発性肺線維症という病名は、炎症性病変の終末像である線維化に焦点をあてたものであり、諸外国でよく用いられている病名です。
 一方、特発性間質性肺炎という病名は、肺の炎症のようすを中心に病態をとらえようとするもので、おもに日本で使われています。
 この特発性肺線維症(特発性間質性肺炎)の発症や症状の進行は、個人差があるものの、一般的には、非常にゆっくりとしたものです。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

世界大百科事典 第2版

かんしつせいはいえん【間質性肺炎】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

間質性肺炎
かんしつせいはいえん

肺炎

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

間質性肺炎」の用語解説はコトバンクが提供しています。

間質性肺炎の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation