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闘犬【とうけん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

闘犬
とうけん
dogfighting
イヌをたたかわせる競技ヨーロッパではブルドッグマスチフなどが用いられるが,日本では主として土佐犬,次いで秋田犬が用いられる。中世ヨーロッパではクマ雄牛とたたかわせる競技も行われたが近代に入って中止された。日本では「犬合 (いぬあわせ) 」「くい」などと称して特に鎌倉時代に流行,北条高時の犬好きは有名である。明治期には競技法や規則が確立され,大正の初めにかけて全国的に盛んに行われた。現在,賭博の対象としては法律で禁止されているが,競技としては高知県,秋田県などで行われており,特に土佐犬は相撲にならって横綱から前頭 (まえがしら) まで順位がつけられ,その番付は毎年公表されている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

とう‐けん【闘犬】
犬を戦わせ勝負を争うこと。また、それに用いる犬。土佐犬・秋田犬など。犬合わせ。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

とうけん【闘犬 dogfighting】
犬を闘わせる競技。賭博の対象となることが多い。古代ローマですでに行われ,前3世紀ころのギリシア壁画に犬と猫を闘わせている賭博が描かれている。インドの初期仏教典に闘犬を戒める字句がみられ,12世紀のアンコールトムの庶民生活を描いた浮彫のなかに闘犬の賭博がある。インドや東南アジア諸国では現在でも闘犬が行われているので,この地方の伝統的な賭博の一種といえる。犬の攻撃性を利用して17世紀から18世紀にかけてイギリスで闘犬とともに,犬と熊を闘わせる賭博のベアベーティングbearbaitingや犬と雄牛を闘わせる賭博のブルベーティングbullbaitingが流行した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

とうけん【闘犬】
犬どうしを戦わせて勝負を争う遊び。高知県で盛ん。犬合わせ。犬食い。
を戦わせるための犬。秋田犬・土佐犬など。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

闘犬
とうけん
イヌを戦わせて勝負を争う競技。古くは「犬合(いぬあわ)せ」または「犬くい」という。鎌倉時代に武士の間で盛んに行われ、北条高時がとくに愛好したことが『増鏡(ますかがみ)』『太平記』に記されている。明治時代に現在の闘犬の諸規則が確立し、大正の初めにかけて全国的に流行した。また東京を中心として会員制の闘犬クラブが多くでき、大掛りな闘犬がしばしば開催されたが、1916年(大正5)東京市は動物愛護の立場から闘犬を禁止している。
 闘犬に使用するイヌは土佐犬がおもで、ついで秋田犬が使用されるが、東京地方ではブルドッグやブルテリヤなど外国犬が使用されたこともある。競技は、高さ3尺5寸(106センチメートル)の木柵(もくさく)で囲われた15尺(455センチメートル)四方の土俵で行われ、相手に尻(しり)を向けて逃げるか、うずくまるなど戦意を失ったと判定されたほうを負けとする。現在は賭(か)け事としてはもちろん、動物愛護の立場からも禁じられているが、高知、秋田県下では、地方的な行事として公然と行われている。また土佐犬の場合は、土佐犬普及会が指導して全国的に闘犬が行われ、毎年大相撲のように横綱から前頭まで順位を定め公表している。闘犬は日本ばかりでなく、外国でもマスチフ、セントバーナード、ブルドッグなどのイヌを使用し地方的に行っている所がある。[倉茂貞助]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

とう‐けん【闘犬】
〘名〙 犬どうしを戦わせて勝負を争う遊び。いぬあわせ。いぬくい。また、それに用いられる犬。
※歌舞伎・曾我三巴(1705)二「身はとうけんをあまた持てゐ申、是へ引せいぬにくいころさせませふ」

出典:精選版 日本国語大辞典
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