●阮咸【げんかん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
阮咸
げんかん
ruan-xian
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デジタル大辞泉
げん‐かん【×阮×咸】



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世界大百科事典 第2版
げんかん【阮咸 ruǎn xián】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
阮咸
げんかん
中国、唐代の撥弦(はつげん)楽器。それ以前は秦琵琶(しんびわ)と称され、構造からはリュート属琵琶系。阮咸の名は、これを愛奏したといわれる晋(しん)代の文人で「竹林(ちくりん)の七賢」の一人の名をとったもの。わが国の正倉院に二面保存されているが、それらの全長は約1メートル、棹(さお)は長く約60センチメートル、円形胴の直径約40センチメートルで4弦、棹から胴面上部にかけて14の柱(じゅう)(フレット)がつけられている。
この唐代の阮咸は、宋(そう)代から明(みん)代にかけて、短棹円形胴の月琴(げっきん)を生み、明代に胴がやや小形の八角形になり、長棹八角胴の阮咸となった。日本の清楽(しんがく)でもこの長棹八角胴の阮咸(4弦12柱)が用いられている。なお、日本の明楽では、長棹八角胴の楽器を月琴とよんでいる。
[シルヴァン・ギニアール]
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精選版 日本国語大辞典
げん‐かん【阮咸】

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