●防水剤【ぼうすいざい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
防水剤
ぼうすいざい
water-repellent
繊維,皮革,セメントなどの表面に付着させ,水分がその内部へ浸透するのを防ぐ物質。簡単な防水剤としては,繊維を石鹸液に浸してから次に酢酸アルミニウム液に浸すと,アルミニウム石鹸が沈着して防水となる。アルミニウムの代りにジルコニウムやチタンを使うこともできる。ろうやパラフィンの塗布,樹脂加工,シリコーン (シリコーン樹脂) 加工,ゴムの塗布などでも防水できる。セルロース繊維の柔軟仕上げに防水性の化合物 (長鎖アルキル基をもつピリジニウム塩) を使うのも防水剤の例である。
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デジタル大辞泉
ぼうすい‐ざい〔バウスイ‐〕【防水剤】
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精選版 日本国語大辞典
ぼうすい‐ざい バウスイ‥【防水剤】
〘名〙 水がしみ込むのを防ぐため織物や紙に塗る薬剤。ゴム、ビニル系樹脂、シリコーン、金属せっけん、パラフィンなど。
※東京銀座街風俗記録(1925)〈今和次郎〉一「防水剤(バウスヰザイ)の所謂レーンコートが少なく」
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