●阿弥陀仏【あみだぶつ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
阿弥陀仏
あみだぶつ
Amitābha; Amitāyus
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デジタル大辞泉
あみだ‐ぶつ【阿弥陀仏】
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あみだ‐ぶ【阿弥陀仏】
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あみだ‐ぼとけ【阿弥陀仏】
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世界大百科事典 第2版
あみだぶつ【阿弥陀仏】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
阿弥陀仏
あみだぶつ
大乗仏教における諸仏のなかでもっとも代表的な重要な仏。阿弥陀如来(にょらい)ともいい、略して「弥陀」ともいう。この仏の信仰を中心として成立したのが浄土(じょうど)教である。阿弥陀という名は、もとインドにおいてはアミターユスAmitāyus(無限の寿命をもつ者。無量寿(むりょうじゅ))とアミターバAmitābha(無限の光明をもつ者。無量光)という二つのサンスクリット語で表されていたのであるが、それが中国に伝えられて、どちらも阿弥陀と音写された。したがって、阿弥陀は単にアミタAmita(無量の意)を音写したものではなく、この二つの原名のいずれにも相当すると考えられる。中国、日本では、この阿弥陀と相並んで無量寿という意訳語もよく用いられているが、これは字義どおりにはアミターユスに相当するけれども、実際にはアミターバの訳語として用いられたことも少なくない。
阿弥陀仏信仰を主題とする経典としては、『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』の「浄土三部経」がある。『無量寿経』によると、久遠の昔、世自在王(せじざいおう)仏が出現されたとき、阿弥陀仏は、法蔵(ほうぞう)(ダルマーカラ)比丘(びく)という菩薩(ぼさつ)であったが、無上なる悟りを得ようと発心し、生きとし生ける者を救済するための本願(以前の誓願(せいがん))として四十八願(異本では二十四願、三十六願など)をたて、五劫(こう)という途方もなく長い間修行を重ね、ついにその誓願と修行を成就して、いまから十劫というはるか以前に仏となった。この仏は阿弥陀仏とよばれ、ここより西方の十万億仏土を過ぎた安楽(極楽(ごくらく)のこと。原語はスカーバティー、「楽のあるところ」の意)という世界(浄土)において、現在も教えを説いているという。このような阿弥陀仏とその浄土については、このほかにも多くの大乗経典に関説されており、その教えはインドからアジア全域に広く流布した。とくに中国、日本においては、念仏によって阿弥陀仏の浄土に往生して悟りを得ることを願う教えを浄土門と称し、また他力(たりき)の教えともよび、仏教の一大系統を形成するに至った。浄土宗、浄土真宗(または真宗)、融通(ゆうずう)念仏宗、時(じ)宗などの諸宗派はみなこの系統に属している。
[藤田宏達]
『藤田宏達著『原始浄土思想の研究』(1970・岩波書店)』
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旺文社日本史事典 三訂版
阿弥陀仏
あみだぶつ
阿弥陀如来ともいう。いっさいの衆生を救うために四十八願(いろいろな願い)をたてて,それを達成したという。のち浄土宗・浄土真宗の本尊となる。
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