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阿蘇【あそ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

阿蘇
あそ
熊本県東部阿蘇市西部の旧町域。阿蘇山の北西部にあり,阿蘇谷の西半とその外輪山地域を占める。 1954年内牧町と黒川村,永水村,尾ヶ石村,山田村の4村が合体して阿蘇町が発足。 2005年一の宮町,波野村と合体し阿蘇市となる。中心地区の内牧は中世には内牧城の城下町,江戸時代には豊後街道宿場町として発達。阿蘇地域第1の温泉郷 (→阿蘇温泉 ) 。産業は農業が主で,米作畜産が行なわれるが,観光収益も大きい。大観峰 (遠見ヶ鼻) からの阿蘇五岳の眺望雄大。東部の坊中は阿蘇登山の基地。ほぼ全域が阿蘇くじゅう国立公園に属する。阿蘇の農耕祭事は国の重要無形民俗文化財。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

あそ【阿蘇】
熊本県北東部にある市。阿蘇カルデラの北半を占める。稲作と高原野菜栽培が盛ん。平成17年(2005)2月に一の宮町、阿蘇町、波野村が合併して成立。人口2.8万(2010)。

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デジタル大辞泉プラス

阿蘇
熊本県阿蘇市にある。国道57号に沿う。

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知恵蔵mini

阿蘇
九州の中央部、熊本県阿蘇市にある阿蘇山を含む地域のこと。「阿蘇山」という単体の山はないが、学術的にはこれらの外輪山まで含めて「阿蘇火山」と呼ばれている。阿蘇カルデラ東西約18キロメートル、南北約25キロメートル、面積約350平方キロメートルと、世界最大級の規模を誇る。カルデラの中央部には、現在も噴煙を上げ続ける中岳を始めとする阿蘇五岳(高岳、根子岳杵島岳烏帽子岳)を始め多くの山体で構成される火山群「中央火口丘」がある。火山群の南北のには平坦なカルデラの底地が広がり、火山群と平地を取り巻く輪っか状の山「外輪山」があり、その外側にはなだらかな火砕流の大地を形成している。阿蘇地域は、国立公園が誕生した1934年に「阿蘇国立公園」として指定を受け、86年に名称が現在の「阿蘇くじゅう国立公園」となった。2014年9月23日、世界ジオパーク(世界的に貴重な地形地質が残る自然公園のこと)ネットワークは、カナダの世界ジオパーク「ストーンハンマー」で開催中の国際大会で、阿蘇を世界ジオパークに認定した。国内では7例目。
(2014-9-25)

出典:朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)

阿蘇
あそ

熊本県北東部、阿蘇郡にあった旧町名(阿蘇町(まち))。現在は阿蘇市の西部を占める。旧阿蘇町は1954年(昭和29)内牧(うちのまき)町と山田、黒川、尾ヶ石(おがいし)、永水(ながみず)の4村が合併して改称。町名は阿蘇郷(ごう)、阿蘇山に由来する。2005年(平成17)、一の宮町、波野(なみの)村と合併、市制施行して阿蘇市となった。旧阿蘇町域は阿蘇谷に位置し、JR豊肥(ほうひ)本線が通じる。開発が古いだけに、陸路(豊後(ぶんご)街道、国道57号、豊肥本線)は整っており、阿蘇駅付近、国道沿いに住宅が増えつつある。そのなかで内牧地区は、温泉街として阿蘇観光の基地的役割をいまなお担っている。周辺の火口原部では、水田裏作のほか、野菜栽培が本格化している。また、火山灰土壌に覆われた斜面部では「肥後の赤牛」の飼育が盛んである。昭和初期まで舞われていた「阿蘇の虎舞(とらまい)」(県指定無形民俗文化財)は、農村阿蘇の豊年祝いの舞である。

[山口守人]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

あそ【阿蘇】
[一] 熊本県北東部の地名。阿蘇火口原の北半と、外輪山の東側斜面の一部を占める。平成一七年(二〇〇五)市制。
[二] 熊本県の北東部の郡。かつては(一)も含み、阿蘇山一帯を占めた。

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あそ【阿蘇】
姓氏の一つ。熊本県の阿蘇神社の大宮司家。古来より首長としての系譜をもつ豪族。平安期ころから在地領主として、勢力を伸ばした。南北朝期に、一族内部も南朝・北朝両方に分裂。一時は、惟村が肥後国守護職に補任されるが、その後徐々に衰退。戦国期には大友氏、ついで島津氏に従い、惟光が豊臣秀吉に討たれたことによって、武士としての側面は失われた。それ以後、三五〇石を与えられ、阿蘇社祭祀の継承者として明治に至る。

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