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限界効用【げんかいこうよう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

限界効用
げんかいこうよう
marginal utility
あるの消費を1単位増加した場合の消費者効用 (満足) の増加分。限界効用学派によって初めて唱えられた概念。古典派経済学においては,水のように貴重であるが安価なものと,宝石のように生活に不可欠ではないが非常に高価なものの相違を説明するのに価値と価格の二元論を用いていたが,この限界効用の概念を用いることによって一元的に説明されるようになった。すなわちこの相違は,財全体から受ける効用と財がさらに1単位増加したときに増加する効用 (限界効用) の違いであり,財の需要価格は限界効用により決ると考えた。このような限界概念の発見はそれまでの経済学に革新的な変化を与え,近代経済学の基礎となった。 (→限界効用均等の法則 , 限界効用逓減の法則 )  

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

げんかい‐こうよう〔‐カウヨウ〕【限界効用】
ある財の消費量を増加させていくとき、一単位増えることによって得られる主観的な満足度。最終効用

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

限界効用
 消費財サービスなどが単位量増加したときに現れる効果数量化したもの.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

げんかいこうよう【限界効用】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

げんかいこうよう【限界効用】
ある財が消費者に与える満足度=効用に関し、その財の消費量を一単位増加したとき、これに伴う満足度の増加分。最終効用。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

限界効用
げんかいこうよう
marginal utility
消費者が財を消費するときに得る欲望満足の度合いを効用という。しかし同じ1枚のパンの効用も、1枚目と2枚目とではその大きさは異なるであろう。通常は、1枚目のパンの効用よりも2枚目のそれのほうが小さく、さらに3枚目はもっと小さくなる傾向がある。このように、財の消費量が増加していくときの追加1単位当りの効用を限界効用といい、財の消費量の増加とともに限界効用がしだいに減少することを「限界効用逓減(ていげん)の法則」(または「ゴッセンの第一法則」)という。このような限界効用逓減のもとで、消費者が一定の所得を使って数種類の財を消費する場合、その満足を最大にする(総効用を最大にする)ような最適な各財の消費量は、1円当りで購入できる各財の数量についてその最終単位の限界効用がそれぞれ等しくなるような数量の組合せによって与えられる(たとえば、1枚1円のパンを6枚、1個1円のミカンを4個買うのが最適な消費量であるとすれば、6枚目のパンの効用と4個目のミカンの効用は等しくなる)。なぜならば、各財の最終単位の限界効用が等しくないときには、限界効用の低い財の消費量を減らし限界効用の高い他の財の消費量を増やすことによって、一定の所得のもとで購入される財全体の効用は大きくなるからである。これを「限界効用均等の法則」(または「ゴッセンの第二法則」)という。これは、各財の物的な数量単位で表した限界効用をそれぞれの価格で除した比が相互に等しくなること、すなわち

という式で表される。この式は、消費者が所得をもっとも有効に支出するとすれば、各財の限界効用の比がそれぞれの価格の比に等しくなるところで消費量が決定され、ある財の価格が上昇すれば、それに比例して限界効用が高くなるところまで、その消費量が減らされることを示している。財の価格が変化すると需要量は逆方向に変化するという需要法則の背後には、このように消費者が限界効用と価格を関連づけて消費量を決定する消費行動があるのである。このような関係から、財によって希少性が異なる場合には、消費者にとって必要度が高い(使用価値が高い)ものでも、手に入る数量が多い(希少性が低い)ものは、その限界効用は低くなり、それに対して消費者は低い価格しか支払おうとしなくなることもわかる。このように限界効用という概念に関係づけて消費者行動や商品の価値を解明しようとする理論が、限界効用理論である。[志田 明]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

げんかい‐こうよう ‥カウヨウ【限界効用】
〘名〙 消費財および用役が消費者に与える主観的な満足度(効用)に関して、消費量が一単位増加した時、これに伴って増加する満足度の大きさをいう。最終効用。

出典:精選版 日本国語大辞典
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