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階段耕作【かいだんこうさく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

階段耕作
かいだんこうさく
terrace cultivation
山腹の斜面階段状にして耕作すること。平野が狭く山がちで,しかも人口稠密な場所では,耕地をより多く獲得する必要から,山地の斜面を切り開いて耕地化するが,その際耕地は階段状になる場合が多い。水田の場合は棚田畑地の場合には段々畑とも称する。水田は灌漑用水を必要とする関係上,水平にしなければならず,階段耕作はより顕著にみられる。多大の労働力を必要とし,かつ労働は過酷,機械化が困難で,農業の近代化をはばむ要因となっている。西日本,中国南部,フィリピンジャワ,地中海沿岸,アンデス山中などにみられる。

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デジタル大辞泉

かいだん‐こうさく〔‐カウサク〕【階段耕作】
傾斜地に階段状に平地を作って田畑とし、農作物を作ること。段々畑・棚田(たなだ)など。

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世界大百科事典 第2版

かいだんこうさく【階段耕作 terrace culture】
傾斜地を普通作物栽培に利用する場合の耕作方式の一つで,農地保全を目的として,等高線に沿った階段で耕地を区切り,段畑を設けるものである。この方式を適用した水田は棚田と呼ばれる。各段畑はゆるやかな傾斜をもつものが斜面の利用上有利で工事も容易であるが,水田として利用する場合には水平でなければならない。階段の法面(のりめん)は草を生やして補強するが,傾斜の著しい場合には石組みを利用することもある。一般にテラス栽培といわれるものは,この階段耕作をいうことが多いが,広い意味では緩傾斜地で,耕地を等高線に沿った水路広幅うねで仕切る方式をいう場合にも用いられる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

階段耕作
かいだんこうさく

傾斜地を階段状の田畑に改造して農作物を栽培すること。テラス耕作の一種。斜面のまま耕作するよりも面積は減るが、土壌流出を防止する効果は大きい。また、かなり急な斜面でも耕作できる。段畑耕作ともよばれ、西日本では柑橘(かんきつ)類の栽培が盛んである。階段耕作では資材や収穫物の上げ下ろしが重労働であるため、最近では運搬の機械化が進んでいる。東北や中部、北陸地方では水田利用が多く、棚田(たなだ)とよばれる。耕作面は、水田では水平であるが、畑の場合はやや傾斜をもつ場合もある。地中海沿岸、フィリピンのルソン島、インドネシアのバリ島、中国などにも多い。

[星川清親]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かいだん‐こうさく ‥カウサク【階段耕作】
〘名〙 傾斜地や丘陵を利用して、階段状に田畑を耕作すること。

出典:精選版 日本国語大辞典
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