@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

随意運動【ズイイウンドウ】

デジタル大辞泉

ずいい‐うんどう【随意運動】
脊椎動物で、自分の意志によって行われる運動大脳皮質からの刺激によって随意筋が収縮し運動が起こされる。これに対し、心筋の収縮、反射などは不随意運動という。→不随意運動

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ずいいうんどう【随意運動 voluntary movement】
意識的あるいはある意図のもとに行う正常の運動をいう。人間をはじめとするあらゆる動物の運動は,随意運動と反射運動とから成り立っているといえる。随意運動を行うためには,命令信号の伝達系としての中枢神経末梢神経,効果器としての筋肉等に異常がなく正常に働くことが前提となる。随意運動発現の神経機序に関しては数多くの研究が行われているが,いまだに十分に解明されていない。おそらく,外界および内界(体内)からの刺激が,大脳連合野で統合解析されて,運動野に伝達され,ここから錐体路錐体外路の下行路を経て脊髄の前角運動細胞に伝えられ,筋肉を動かすと思われる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ずいいうんどう【随意運動】
動物の主体的な意思によって起こると認められる運動。随意筋において見られる。 ⇔ 不随意運動

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

随意運動
ずいいうんどう
自分の思いどおりにできる運動動作をいう。随意運動を行うためにはまず運動の意欲をおこし(脳幹網様体と辺縁系が担当する)、この意欲に沿って運動指令のプログラムが組まれ(大脳皮質連合野、大脳基底核、小脳などが担当する)、さらに、これに従ってそれぞれの筋肉へ運動の指令が送られることが必要である。この最後の働きをするのが大脳皮質の運動野と、そこから運動の指令を筋肉まで送る運動神経系である。運動神経系には錐体(すいたい)路と錐体外路があるが、主役を演じるのは錐体路である。しかし、随意運動を巧妙に遂行するうえで錐体外路は不可欠である。また、運動の指令にあっては、筋肉、関節、皮膚などの感覚器から運動の状況を刻々と大脳皮質に情報として知らせるフィードバック(帰還)の仕組みも重要な役割をもっている。なお、随意運動に先だってヒトの脳波にはゆっくりとした陰性波(運動準備電位)がみられる。運動野の錐体細胞の活動はこの運動準備電位に対応してみられるので、運動準備電位はニューロン(神経細胞)に発生する随意的な命令といえる。[鳥居鎮夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ずいい‐うんどう【随意運動】
〘名〙
① 脊椎動物で、大脳皮質に生じた神経の刺激によって行なわれる意識的・意図的な運動。一般に骨格筋にみられる。内臓器官の自働性による運動や反射運動などの不随意運動に対していう。〔新編教育学(1894)〕
② 制限や束縛がなく、思う通りに動くこと。
※将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉四「欧州の歴史は其事多端なりと雖〈略〉其随意運動にも係らず皆一定の紀律の下に」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

随意運動」の用語解説はコトバンクが提供しています。

随意運動の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation