●雄略天皇【ゆうりゃくてんのう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
雄略天皇
ゆうりゃくてんのう
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デジタル大辞泉
ゆうりゃく‐てんのう〔‐テンワウ〕【雄略天皇】
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
雄略天皇 ゆうりゃくてんのう
父は允恭(いんぎょう)天皇。母は忍坂大中姫命(おしさかのおおなかつひめのみこと)。「日本書紀」によると,兄や従兄弟たちを殺して即位。都は泊瀬(はつせ)の朝倉宮。朝鮮半島の乱れに乗じ,百済(くだら)や新羅(しらぎ),高麗(こま)への影響力強化を画策したとつたえる。「宋書」倭国伝の倭王の武(ぶ)とされる。埼玉県稲荷山(いなりやま)古墳の鉄剣銘と熊本県江田船山古墳の鉄刀銘に「獲加多支鹵大王(わかたけるのおおきみ)」としるされている。雄略天皇23年8月7日死去。124歳(「古事記」)。墓所は丹比高鷲原陵(たじひのたかわしのはらのみささぎ)(大阪府羽曳野市)。別名は大泊瀬幼武天皇(おおはつせのわかたけるのすめらみこと)。
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世界大百科事典 第2版
ゆうりゃくてんのう【雄略天皇】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
雄略天皇
ゆうりゃくてんのう
生没年不詳。5世紀後半の天皇で、記紀では第21代に数えられる。『日本書紀』には在位23年で崩ずと記す。大泊瀬幼武(おおはつせわかたけ)(大長若建)天皇(命(みこと))ともいう。允恭(いんぎょう)天皇の皇子で、母は忍坂大中姫(おしさかおおなかつひめ)(大中津比売)。泊瀬朝倉宮に即位し、王権を強化する。諸氏族の反乱を鎮圧し、対外関係においても注目すべき伝えがある。『宋書(そうじょ)』にみえる倭王武(わおうぶ)は雄略天皇とする説があり、倭王武は478年に南朝宋へ遣使上表し、「使持節都督倭、新羅(しらぎ)、任那(みまな)、加羅、秦韓(しんかん)、慕韓六国諸事事安東大将軍倭王」に任命された。『南斉書(なんせいしょ)』には479年に倭王武が鎮東大将軍になったと記す。埼玉県行田(ぎょうだ)市の稲荷山(いなりやま)古墳出土の鉄剣銘文にみえる「護加多支(わかたける)大王」は雄略天皇とする説が多い。『梁書(りょうしょ)』や『南史』にみえる502年の倭王武は、『宋書』の倭王武とは別の王とする説もあり、502年の中国史書の記述は、実際の朝貢に基づいたのではなく、5世紀後半の倭王武の遣使朝貢を受けた記述とする見解が有力である。墓は丹比高鷲原(たじひのたかわしはら)陵(大阪府羽曳野(はびきの)市)とする。
[上田正昭]
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精選版 日本国語大辞典
ゆうりゃく‐てんのう ‥テンワウ【雄略天皇】



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旺文社日本史事典 三訂版
雄略天皇
ゆうりゃくてんのう
5世紀後期の天皇
允恭 (いんぎよう) 天皇の皇子。名は大泊瀬幼武尊 (おおはつせわかたけのみこと) 。『宋書』倭国伝にみえる倭の五王の「武」に比定されている。478年倭王武の宋の順帝への上表文は有名。『万葉集』第1番の国見の歌は,雄略天皇の作とされる。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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