@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

雪女【ゆきおんな】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

雪女
ゆきおんな
雪女郎ともいう。雪の夜に出るといわれる妖怪。美しい女性の姿で現れるものが多く,女を扱った昔話は積雪地帯に広く分布する。岩手県の遠野地方では小正月または満月の夜,多くの童子を連れて現れると伝えられており,青森県の西津軽地方には元旦地上に出現し,最初のの日に帰っていくという言い伝えがある。また和歌山県の伊都地方のように,1本足の童子の形で現れると信じられているところや,長野県の下伊那地方のように,山姥 (やまうば) の姿で現れると伝えられる地方もある。このような伝承からみると,雪女には,歳神もしくは山の神的な性格がみられ,それらへの信仰の衰退した姿であろうと考えられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ゆき‐おんな〔‐をんな〕【雪女】
雪国の伝説で、雪の降る夜、白い衣を着た女の姿で現れるという雪の精。雪娘雪女郎 冬》「三日月の櫛や忘れし―/紅緑
[補説]書名別項。→雪女

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ゆきおんな【雪女】[書名]
小泉八雲短編小説武蔵(むさし)国に伝わる雪女の言い伝えをもとにしている。「怪談」に収録
和田芳恵の短編小説。昭和52年(1977)「文学界」誌2月号に掲載。著者は同年10月に病死したが、作品は翌年、第5回川端康成文学賞を受賞した。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラス

雪女
森万紀子の長編小説。1980年刊行。同年、第8回泉鏡花文学賞受賞。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ゆきおんな【雪女】
雪の降りしきる夜に現れる女の妖怪。雪深い地方に多く伝承されている。青森では,美しい女が雪の夜道通りすがりの人に赤子を預け姿を消す。その人は抱いている赤子がしだいに大きくなっていくので,口に短刀をくわえ,赤子が大きくならないようにする。そして,戻ってきた女に赤子を返すと,宝物や大力を授けてくれた。女は雪女だったという。東北地方に伝わるこの型で注目に値するのは,大力伝授のモティーフである。これは産女に頼まれて重い子どもを預かったら大力を伝授されたという〈産女の怪〉の話と共通する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ゆきおんな【雪女】
雪国の伝説で、白い着物を着て女の姿で現れるという雪の精。雪女郎。雪娘。 [季] 冬。 -こちふりむいてゐたともいふ /長谷川素逝

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

雪女
ゆきおんな
雪の夜に現れるという女性姿の妖怪(ようかい)。雪女郎(じょうろう)、雪おんば、雪降り婆(ばば)などともいう。種々の要素が入り組んでおり、統一的な姿をみつけだすことは困難であるが、〔1〕雪の印象から、肌が白いとか白衣を着ているなどの伝承が多い。〔2〕喜多川歌麿(うたまろ)の描く錦絵(にしきえ)の雪女は美女の姿であるが、それは文芸的な発展の結果であって、むしろ老女や産死者の姿を考えている場合が多い。〔3〕雪の降り積む夜に出るというほか、正月元日に降りてきて最初の卯(う)の日に帰るという伝承がある。これは年神の降臨伝承と一致する。〔4〕雪女から赤子を抱いてくれと頼まれ、引き受けた人は大力を授かるとか、逆に殺されるなどの話があり、その点は産女(うぶめ)の伝承と一致する。〔5〕吹雪(ふぶき)の夜に宿を求める娘があり、泊めてやって翌朝みると、白衣の中に黄金があったという話は、「大歳(おおとし)の客」の昔話とも共通する。〔6〕女性の姿ではないが、雪入道や雪ん坊は1本足で、霜月二十三夜に訪れくる片足神(かたあしがみ)や山の神の姿に類似している。以上を総合すると、雪女は、雪害の恐ろしさや、雪中に閉じ込められた冬の閉塞(へいそく)状態を背景として、一方では産死者の霊など御霊(ごりょう)系の妖怪となり、また一方では年神など祖霊(それい)系の神々とも結び付いたのであろう。[井之口章次]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ゆき‐おんな ‥をんな【雪女】
〘名〙 雪の深い夜に雪の精が化して現われるという、白い衣を着、白い顔をした女の妖怪。雪女郎(ゆきじょうろ・ゆきじょろう)。雪娘。雪の女。《季・冬》
※幸若・伏見常槃(室町末‐近世初)「雪けしからずふりつみたれば、若雪女といふ物か」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

雪女」の用語解説はコトバンクが提供しています。

雪女の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation