●雲根志【うんこんし】
世界大百科事典 第2版
うんこんし【雲根志】
木内石亭(1724‐1808)の著した石に関する博物誌。前編,後編,および三編があり,それぞれ1773年(安永2),79年,1801年(享和1)に大坂で出版され,その後版を重ねた。鉱物,岩石,化石のほか,石器などが図示され,性状,産地,成因などが記されている。石亭は現在の滋賀県草津市の人で,名は重暁。博物学のうち,とくに石について興味をもち,多くのものを収集した。当時の知識人との交流も深く,日本各地のものを集めることができた。
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
「雲根志」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●雲根志の関連情報