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雲母【うんも】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

雲母
うんも
俳句雑誌。 1918年1月創刊。主宰者は飯田蛇笏 (だこつ) で,蛇笏雑詠の選を担当していた『キラゝ』 (1915創刊) がその前身季題定型の伝統を守りつつ,主観独創を目指し,西島麦南,中川宗淵らの人材を育てた。 62年に蛇笏が没したあとは4男飯田龍太に継承されたが,92年 900号をもって終刊となった。

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雲母
うんも
mica
X2Y4~6Z8O20(OH,F)4 の化学式を有するフィロケイ酸塩鉱物マイカともいう。ただし,X=カリウムナトリウム,カルシウム,12配位,Yマグネシウムアルミニウムチタンリチウム,6配位,Z=ケイ素,アルミニウム,4配位。ポリタイプがあり,多くは単斜完面像ないし半面像で,他に斜方異極半面像,三方対掌半面像,六方対掌半面像がある。結晶構造が二次元的な平面を重ねたような構成になっているので,容易にその面に平行な薄片にはがすことができる。化学組成や陽イオンの配位の仕方によって次のような鉱物種に分類されている。白雲母海緑石金雲母黒雲母チンワルド雲母リシア雲母。白雲母-パラゴナイト,金雲母-黒雲母,リシア雲母-白雲母などの系には固溶体が形成される。きわめて普遍的に産する造岩鉱物で,火成岩変成岩堆積岩の一部,各種熱水鉱床に伴う変質岩中などに産する。低い導電性と劈開性のため電気絶縁や熱的絶縁物として使われたり,壁紙や潤滑剤の材料として使われる。

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デジタル大辞泉

うん‐も【雲母】
六角板状の結晶をなす珪酸塩(けいさんえん)鉱物花崗岩(かこうがん)などに含まれ、薄くはがれやすい。弾性に富み、耐火性が強く、真珠光沢がある。白雲母黒雲母など数種ある。マイカ。きらら。うんぼ。
[補説]書名別項。→雲母

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うんも【雲母】[書名]
俳誌。大正6年(1917)、飯田蛇笏俳誌「キラヽ」(大正3年創刊)の主宰になると同時に改称して発刊。平成4年(1992)廃刊

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うん‐ぼ【雲母】

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きらら【雲母】
雲母(うんも)のこと。きら。

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世界大百科事典 第2版

うんも【雲母】
うんぼ,マイカmicaともいい,俗に“きらら”ともいう。層状のケイ酸塩鉱物のうち主要なもので,平らに薄くはがすことのできる鉱物。重要な造岩鉱物の一つであるほか,電気製品に絶縁材料として用いられた。雲母の鉱物学的定義および諸性質はその層状につながった原子配列によるところが多い。雲母の結晶構造の基本単位は,Si,Al,Fe3+などを含む酸素四面体が二次元的につながった四面体シート2枚にはさまれた,八面体配位をなす陽イオンの酸素八面体が二次元的につながった1枚のシートよりなる。

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うんぼ【雲母】

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大辞林 第三版

うんぼ【雲母】
うんも雲母

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うんも【雲母】
アルカリ金属・アルカリ土類金属・鉄・アルミニウムなどを含むケイ酸塩鉱物。多くは単斜晶系、六角板状の結晶。薄くはがれ、光沢がある。白雲母・黒雲母・鱗りん雲母など二十数種がある。各種岩石の造岩鉱物として広く存在する。電気の絶縁材料、保温・耐熱材料などに用いる。きらら。マイカ。うんぼ。

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きら【雲母】
きらら(雲母)に同じ。

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きらら【雲母】
きらきら光るので
雲母うんも。うんぼ。きら。 -色

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精選版 日本国語大辞典

うん‐ぼ【雲母】
〘名〙 =うんも(雲母)(一)〔伊京集(室町)〕
[補注](1)「日用月用能毒之捷径‐五三」に「雲母〈略〉白芷と同等分に粉にして、一二服ふのりを刻みまぜて、かえりたる湯にかきたてて服すれば、難産のとき立処にうむなり。赤白の痢久しくいえざるに虚労したるに」とある。
(2)「色葉字類抄」には「雲母 ウンホ 屏風名」とある。

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うん‐も【雲母】
[1] 〘名〙 アルミニウム、カリウム、ナトリウムなどを含むケイ酸塩鉱物。花崗岩、結晶片岩、片麻岩などの造岩鉱物として重要。単斜晶系に属し、白雲母と黒雲母に大別される。六角板状の結晶で、平行に薄くはがれやすく、薄片は弾性がある。電気絶縁、耐熱材料として用いる。また、漢方薬としても用いられた。うんぼ。きら。きらら。マイカ。
※詩聖堂詩集‐三編(1838)一〇「雲母嵌窓供雪、水晶並鏡便書、硯田必竟無豊倹、米価従教珠玉如」
[2] 俳句雑誌。愛知県家武村(西尾市)で「キラヽ」として発刊されたものを前身とする。大正六年(一九一七)、飯田蛇笏が主宰となって「キラヽ」から「雲母」に改称。同一四年以後、編集発行所は一時期を除き、山梨に移った。重厚で格調の高い句風を特色とする。同人、西島麦南、高橋淡路女ほか。昭和三七年(一九六二)一〇月、蛇笏の死去により、飯田龍太が主宰を継承。平成四年(一九九二)八月号、通巻九〇〇号にて終刊。

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きら【雲母】
〘名〙 =きらら(雲母)
※高野山文書‐寛永元年(1624)一一月一四日・天野社遷宮入用注文案「荘厳之入目〈略〉一壱升六合八勺 きらの代」

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きらら【雲母】
〘名〙 (きらめくところから)
① 雲母(うんも)をいう。きら。きらいし。〔十巻本和名抄(934頃)〕
② 昆虫「しみ(衣魚)」の異名
※雑草園〈山口青邨〉(1934)昭和四年「ひもとける金槐集のきららかな」
③ 中国に産するという美しい石の名。玫瑰(まいかい)

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化学辞典 第2版

雲母
ウンモ
mica

X2Y4~6[(Si,Al)8O20](OH,F)4.X = K,Naのものを脆雲母(brittle mica),X = Caのものを普通雲母(common mica)という.Y = Al,Fe,Li,MgでYが4のものをジオクタヘドラル型雲母,6のものをトリオクタヘドラル型雲母と大別する.フィロケイ酸塩鉱物に属し,SiO4の四面体の層状構造の間にほかのイオンがはさまれている.火成岩変成岩たい積岩中に広く分布する.合成も工業的な規模で行われており,たとえば,フッ素金雲母(fluorphlogopite)は,K2SiF6・6MgO・Al2O3・5SiO2の成分を自己抵抗加熱により1000~1300 ℃ に熱して大結晶を育成できる.これは天然産雲母に比べて,耐熱性にすぐれている.また,結晶構造のうえから層の積重なりの違いにより,1M型(一層),2M型,2O型(二層),3T型(三層),6H型(六層)などの多形が知られている.単斜晶系板状結晶.密度2.75~3.2 g cm-3.硬度2.5~4.n1.525~1.696.白雲母,金雲母,べに雲母などは,耐熱絶縁材料として広く利用されている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
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東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
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東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
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