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雲隠【くもがくり】

精選版 日本国語大辞典

くも‐がくり【雲隠】
〘名〙 (「がくり」は四段動詞「かくる(隠)」の連用形の名詞化) 雲に隠れること。姿をくらますこと。くもいがくり。
※万葉(8C後)一〇・二二九九「秋の夜の月かも君は雲隠(くもがくり)しましく見ねば幾許(ここだ)恋ひしき」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
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くも‐がく・る【雲隠】
[1] 〘自ラ四〙
① 雲の中に隠れる。くもいがくる。
※万葉(8C後)一七・四〇一一「二上の 山飛び越えて 久母我久理(クモガクリ)(かけ)り去(い)にきと」
② (「死ぬ」というのを避けて、間接にいったもの) 死去する。貴人の死去についていうことが多い。
※万葉(8C後)三・四四一「大皇の命恐(みことかしこ)み大荒城(おほあらき)の時にはあらねど雲隠(くもがくり)ます」
[2] 〘自ラ下二〙
① (一)①に同じ。
※後撰(951‐953頃)秋中・三四〇「女郎花ひる見てましを秋の夜の月の光は雲がくれつつ〈よみ人しらず〉」
② (一)②に同じ。
※後拾遺(1086)哀傷・五四〇「などてかく雲がくるらんかくばかりのどかに澄める月もあるよに〈命婦乳母〉」
③ 心がはればれしない。
※金葉(1124‐27)雑上・五九二「日の光あまねき空のけしきにも我が身一つは雲がくれつつ〈源俊頼〉」

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くも‐がくれ【雲隠】
[1] 〘名〙
① 雲に隠れること。くもいがくれ。
※拾遺(1005‐07頃か)恋三・七八四「逢ふ事は片われ月の雲がくれおぼろげにやは人の恋しき〈よみ人しらず〉」
② 隠れて見えなくなること。人が姿を消すこと。
※拾遺(1005‐07頃か)恋三・七八五「秋の夜の月かも君はくもがくれしばしも見ねばここら恋しき〈柿本人麻呂〉」
※何処へ(1908)〈正宗白鳥〉一三「菅沼さん、何故へ雲がくれしてたのです」
③ 高貴な人の死。
※匠材集(1597)三「雲かくれ 人逝去の事也」
④ 客と縁が切れること。江戸の遊女の語。〔随筆・当世武野俗談(1757)〕
[2] 「源氏物語」の巻名。第四一帖幻に続くとされるが、巻名だけで本文がない。光源氏の死を象徴しているといわれる。

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