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電子雲【でんしうん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

電子雲
でんしうん
electron cloud
原子のような小さい領域に閉じ込められた電子粒子として固まらないで,のように広がった連続的分布をしていると考えられる。これを電子雲という。量子力学では,電子は波動関数 Ψ で表わされる。 Ψ は位置 xyz の連続関数であって,その2乗 |Ψ(xyz)|2 が電子雲の広がりの様子を表わす。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

でんし‐うん【電子雲】
原子内における、電子密度を空間的な広がりとして表したモデル。量子力学不確定性原理により、電子の位置運動量を同時に決定できないため、電子の存在確率が高い領域を濃淡がある雲とみなしたもの。

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世界大百科事典 第2版

でんしうん【電子雲】

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

でんし‐うん【電子雲】
〘名〙 原子核の周囲を運動する電子の存在状態が、量子力学的な確率からみて核の周囲を包む雲のようにみえるのをいったもの。不確定性原理によれば、個々の電子の運動を知ることはできず、量子空間内のある場所に電子が存在し得る確率の大きさとしてしか知ることはできないとされ、この存在確率を雲に擬したもの。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

電子雲
デンシウン
electron cloud

電子の波動関数の確率的な解釈を,雲のような広がりをもつ具体像として考えたもの.波動方程式によれば,運動する電子は素体積dτ中で見いだされる確率がψ2dτである波動関数ψで表される.任意の点における雲の密度が ψ2 に比例するような電子雲が考えられる.ψ2 が大きいところでは電子雲は密である.これは正しくは,任意の領域内で電子を見いだす確率,というべきところを実在する電子の密度といいかえた点で本来の意味とは本質的に異なる.それゆえ,厳密には電子雲という考え方は正しいとはいえない.しかし,モデル的な議論をするときには非常に有効であって,広く利用されている.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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