●電極【でんきょく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
電極
でんきょく
electrode
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デジタル大辞泉
でん‐きょく【電極】
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世界大百科事典 第2版
でんきょく【電極 electrode】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
電極
でんきょく
electrode
真空、気体、液体、固体などや生体に電圧を加えたり、電流を流したり、信号を取り出したりするための部品をいう。板状または棒状の金属または半導体が多い。たとえば、コンデンサーの極板、真空管のカソード、グリッド、アノード、電池の正極(陽極)や負極(陰極)、電解槽の正極や負極、心電計の電極などがある。電池では電位の高いほうの電極を正極、低いほうの電極を負極とよぶ。電解槽では正電圧を加える側の電極、すなわち陰イオンの集まる電極を正極、これと反対側の電極、すなわち陽イオンの集まる電極を負極とよぶ。また、酸化インジウムスズIndium Tin oxide(ITO)等による透明な電極もあり、液晶パネル、スマートフォンのタッチパネル、電子ペーパー、太陽電池や有機エレクトロルミネセンス(EL)パネル等に用いられている。リチウムイオンなどを含む特殊なガラスの薄膜を使って生体内の電位などを測るためのガラス電極とよばれるものもある。
[布施 正・吉澤昌純]
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精選版 日本国語大辞典
でん‐きょく【電極】
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化学辞典 第2版
電極
デンキョク
electrode
真空あるいは誘電体中,あるいは電解質溶液や融解塩のようなイオン伝導体,半導体などのなかに電流を通すために配置された導体(電子伝導体).少なくとも電気が出ていく電極と入ってくる電極の2個あるのが普通である.電極の形状,大きさなどは目的に応じていろいろのものがあり,その材料としても,金属,合金,グラファイト,半導体,金属酸化物など種々の導体が用いられる.また,真空管,放電管などで,電流を流したり,電子流を制御したりする種々の形をした導体も電極とよばれる.電気化学においては,M. Faraday(ファラデー)の命名により,電極反応の進行とともに,溶液側から電極に向かって電子が流れ込む電極をアノード,逆に電極から溶液側へ電子の出ていく電極をカソードという.電池においては,外部回路を通じて正の電気が向かっていく電極を負極,その反対の電極を正極ともよぶが,この場合には,正極がカソード,負極がアノードとなる.
出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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