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電気自動車【でんきじどうしゃ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

電気自動車
でんきじどうしゃ
electric automobile; electromobile
電動モータで走行する自動車電源はおもに二次電池を使い,充電を繰り返して動かす。ほか架線から電気を取り入れるトロリーバス,自己発電式のものがある。電池式の歴史は古く,1873年にはイギリスの R.ダビッドソンにより実用車がつくられた。日本では第2次世界大戦前にも少し使われていたが,実用にはならず,子供の遊戯用が中心であった。戦後ガソリン不足のため見直され,1949年には 3300台もあった。しかし1回の充電走行距離が約 60kmと短く,速度も時速 50~60kmと遅く,登坂能力や積載能力もガソリン車に劣るため,燃料事情の好転とともに衰微し,わずかに牛乳・新聞配達車,工場構内車として残るだけとなった。ところがガソリン,軽油天然ガスなど,化石燃料から排出される二酸化炭素 CO2 が地球規模での公害問題となってきたため,排出ガスと騒音がなく,運転が容易で安全性の高い電気自動車の再開発が検討されるようになった。走行距離,走行性能,価格などの問題を改善するため,ガソリンエンジンやディーゼルエンジンと電動モータを組み合わせた,ハイブリッド車が実用化されている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

電気自動車
蓄電池大手のGSユアサ(京都市)によると、1873年に英国試作されたのが最初とされ、その11年後に完成したガソリン車よりも歴史は古いという。その後、ガソリン車やディーゼル車がエンジン性能の向上や石油の安定供給で主流となるが、2度の石油危機など、エネルギー情勢の変化のたびに電気自動車が見直されてきた。1949年には京都で電気自動車を使ったタクシーが走ったほか、70年代ごろには東京、大阪、京都などの路線バスで一時導入された。最近は各地で電気バスを導入する動きが相次いでいる。
(2014-01-10 朝日新聞 夕刊 1総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

でんき‐じどうしゃ【電気自動車】
蓄電池などの電力源を積載し、モーター原動機とする自動車。排ガスを出さない。EV(electric vehicle)。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

でんきじどうしゃ【電気自動車 electric automobile】
原動機として電動機を利用した自動車。歴史はガソリン自動車よりも古く,1873年にイギリスのR.デビッドソンによって製作された四輪トラックが最初といわれる。ガソリン自動車の普及に伴い衰退したが,1960年代に入って,内燃機関がもたらす排気ガスや騒音などの公害問題がクローズアップされたこと,さらに73年の第1次オイルショックを契機として,さまざまなエネルギーの利用が可能な電気自動車が注目され,半導体技術や電子技術の急激な発達背景として研究開発,試作が行われるようになった。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

でんきじどうしゃ【電気自動車】
直流電動機を原動機とし、蓄電池を電源とした自動車。排気ガスや騒音を出さないなどの長所がある。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

電気自動車
でんきじどうしゃ
electric vehicle
外部電源から車載のバッテリーに充電した電気を用い、電動モーターを動力源として走行する自動車。英語の頭文字を用いてEVと表記されることが多い。
 ガソリンや軽油などの化石燃料を使わないことから、地球温暖化の元凶とされる二酸化炭素(CO2)や、人体に有害な窒素酸化物(NOx)、炭化水素(HC)、ディーゼル排気微粒子(DEP)などの物質を排出しない自動車(ZEV(ゼブ):Zero Emission Vehicle。ゼロ・エミッション車ともいう)として普及が望まれている。また、枯渇が心配されている石油資源に頼らない自動車としても期待されている。
 電気自動車の販売はすでに始まっているが、現在のところ、一回の充電で連続走行が可能な距離を伸ばすことと、充電インフラ整備の拡充が課題となっている。
 そこで一回の充電での連続走行を伸ばす高性能バッテリーの開発が急がれているが、一方で、排ガスが出ないという利点から、都市部での短距離移動に電気自動車を限定的に用いるという考え方もある。インフラ整備の面では、駐車場に設置した太陽光発電装置との連携も始められている。
 電気自動車は化石燃料を使う従来の自動車に比べて部品点数が大幅に少なく、バッテリー、モーター、インバーター(制御系)など、3種の重要構成部品はすべて外部の専門会社から調達が可能である。また、構造が簡単であることから低いコストでの生産が可能であり、工業技術が未熟で、自動車生産の経験がない新興工業国にも新規参入の機会がある。また、ベンチャー企業からの新規参入も始まっているなど、電気自動車の普及によって自動車産業自体にも変化が訪れることが予想されている。
 歴史的には、電気自動車は19世紀後半にガソリン車が発明される以前から実用化されており、ガソリン車の普及が始まってからも、騒音が少なく取扱いが楽であることから市街地の移動手段として使われていたが、ガソリン車の台頭等により衰退したという経緯がある。[伊東和彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

でんき‐じどうしゃ【電気自動車】
〘名〙 電動機を原動機とする自動車。蓄電池などの電力源を積載し、それによって電動機を回転させる。構造が簡単で容易に運転でき、有毒ガスを発生しない利点をもつ。
※現代大辞典(1922)〈木川・堀田・小堀・阪部〉科学用語「電気自動車は近来次第に発達して来たが、〈略〉動力用としては重力の大なる蓄電池が必要で」

出典:精選版 日本国語大辞典
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