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霊長類【れいちょうるい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

霊長類
れいちょうるい
Primates
哺乳綱霊長目に属する動物の総称原猿亜目 (ツパイキツネザルアイアイロリスメガネザルなど) と真猿亜目 (オマキザルオナガザル,ヒトなど) の2亜目に分けられる。四肢には指が5本あり,多くは扁爪 (ひらづめ) をもっている。歯は一換歯性で,門歯犬歯臼歯に分れている。眼は頭の前方に並んでついており,視覚はよく発達する。分類学的に食虫類から枝分れして進化したグループと考えられている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

霊長類
広義のサル類で、哺乳綱の中の目(もく)の1つ。食虫目と近縁で、新生代の初めから進化してきたグループ。約200種が現生している。原(prosimians)と真猿(simians)に分けられる。真猿は狭義のサルで、新世界ザル(オマキザル)と旧世界ザル(オナガザル)とに分けられる。旧世界ザルの中に、類人猿(apes)と人類(humans)も含まれる。進化の傾向としては、樹上生活への適応として、枝をつかむために手足の親指と他の指が向かい合うようになり(拇指〈ぼし〉対向性が発達)、距離を測るために両目で見るようになった(双眼視・立体視)。また、樹上で果物などの餌を探すために色覚が発達し、嗅覚が退化した。類人猿は体が大きくなり、長い腕を使って枝から枝へ渡るのが特徴。その結果、尾が退化した。類人猿の中では、テナガザルオランウータン→ゴリラ→チンパンジー及びボノボ(ピグミーチンパンジー)の順にヒトと近縁になる。
(馬場悠男 国立科学博物館人類研究部長 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

れいちょう‐るい〔レイチヤウ‐〕【霊長類】
霊長目の哺乳類の総称。サル類で、ヒトも含まれる。手足にふつう5本の指をもち、第1指は他の4本と向かい合って物をつかむことができ、多くは平爪をもつ。足はかかとまで地面につけて歩く。目は両方が並んで前を向き、立体視ができる。樹上生活に適応して進化したとされ、大脳が発達している。11ないし14科約180種に分類される。霊長目。サル目

出典:小学館
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

霊長類
 サル目のこと.哺乳類正獣下綱の目の一つで,サル,ヒトなどが属する.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

れいちょうるい【霊長類 primates】
霊長目Primatesに属する哺乳類の総称。霊長は万物の霊長の意で,動物界でもっとも進化をとげた分類群であることを示している。食虫目に類似の動物から分化し,樹上生活を通じて適応放散した一群と考えられている。 霊長目は,原猿亜目Prosimiiと真猿亜目Anthropoideaの2亜目に分けられ,前者はさらにキネズミ下目Tupaiiformes,メガネザル下目Tarsiiformes,ロリス下目Lorisiformes,キツネザル下目Lemuriformesの4下目に,また後者はオマキザル上科Ceboidea,オナガザル上科Cercopithecoidea,ヒト上科Hominoideaの3上科に分けられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

れいちょうるい【霊長類】
霊長目の哺乳類の総称。動物界で最も進化の程度の高いものを含む。蹠行性しよこうせいで、多くは樹上にすみ、植物食あるいは雑食。少数の例外を除き、手足とも五指を有し、拇指ぼしは平爪ひらづめをもち、他の四指と向かい合い、物を握ることができる。多くは目が顔の前面にあり、両眼で立体視をし、色覚の完全なものが多い。盲腸をもつ。現生のものは、原猿亜目のツパイ・アイアイなど六科と、真猿亜目のオナガザル・ショウジョウ(オランウータン)・ヒトなど五科に分類され、約170種が知られる。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

霊長類
れいちょうるい
primates
哺乳(ほにゅう)綱霊長目に属する動物の総称。この目Primatesは、動物界でもっとも進化を遂げたヒトや類人猿を含むが、同時に原始的な原猿類をも含み、このこと自体が霊長目の大きな特徴の一つである。その系統を追うことは、原始哺乳類からヒトまでの進化のあとをたどることに通ずる。[伊谷純一郎]

発生と系統

霊長類は約7000万年前に食虫類に類似の哺乳類から分岐したといわれており、最初の化石は北アメリカ・ロッキー山脈沿いの暁新世中期の地層から出土する。フェナコレムール科Phenacolemuridaeなど3科6属が知られている。これらは始新世以降の原猿類とはつながらない原始性を残しているが、食虫類とははっきり区別でき、両目の分岐は暁新世初期にさかのぼると考えられている。暁新世の原猿は、前方に突出する大きい切歯をもち、閉じていない眼輪をもつものもあった。暁新世後期にも北アメリカとヨーロッパでさらに7属の化石が出土している。原猿類は始新世には、北アメリカ、ユーラシアに分布を広げ、アダピス科Adapidae、オモミス科Omomydaeなど5科四十数種の化石が知られ、繁栄期を迎える。これらは暁新世の原初的原猿とは異なり、より大きな脳と目を備え、鼻口部は短縮し、すでに高等霊長類に向かう進化のスタートが切られたことを物語っている。メガネザル科、そして最初の真猿アンフィピテクスAmphipithecusなどがこの時期に出現している。始新世に全盛を誇った原猿は漸新世には姿を消し、ヒトニザル上科が姿を現す。それらはエジプトのファイユームから出土した化石群で、原猿から真猿への移行を物語るアピィディウムApidiumやパラピテクスParapithecus、ショウジョウ科Pongidaeの祖先と考えられるエオロピテクスAeolopithecus、エジプトピテクスAegyptopithecusなどである。エオロピテクスはテナガザルへの分岐を示すし、エジプトピテクスは中新世の類人猿につながるものと考えられている。このほか、旧世界ザルの先祖と推定される化石も出ている。中新世と鮮新世にはふたたび多くの霊長類の化石がみられ、その多くは現生種と深いつながりをもつもので、分布もユーラシア、アフリカ、南アメリカに及ぶ。そしてヒトニザル上科の繁栄期を迎え、プロコンスルProconsul、ケニアピテクスKenyapithecus、さらに鮮新世末にはアウストラロピテクスAustralopithecus類が出現し、ヒトの時代である第四紀を迎える。[伊谷純一郎]

分類

霊長目は、原猿亜目Prosimiiと真猿亜目Anthropoideaに、さらに前者をメガネザル下目Tarsiiformes、ロリス下目Lorisiformes、キツネザル下目Lemuriformesの3下目に、また後者をオマキザル上科Ceboidea、オナガザル上科Cercopithecoidea、ヒトニザル(あるいはヒト)上科Hominoideaの3上科に分ける。科のレベルでは、原猿はメガネザル科Tarsiidae、ロリス科Lorisidae、キツネザル科Lemuridae、インドリ科Indriidae、アイアイ科Daubentoniidaeの5科に、真猿はオマキザル科Cebidae、マーモセット科Callithricidae、オナガザル科Cercopithecidae、ショウジョウ科Pongidae、ヒト科Hominidaeの5科、目全体で10科に分かれる。属以下のレベルについては諸説あるが、ほぼ55属約180種とみてよい。[伊谷純一郎]

特徴

上述のように原始的な種ときわめて高等な種を含む霊長目を定義することはかならずしも容易ではないが、すべての種は次の特性を共有している。平づめ、発達した鎖骨、母指対向により物を握ることのできる手と足、閉じた眼輪(暁新世の原猿のあるものを除く)をもつ。他の哺乳類との大きな相違は、霊長類が樹上への適応を通じて独自の進化を遂げてきたということであり、上記の特徴も四肢と目に集中しているのであるが、それは樹上での活動を保証する手足と、遠近の目測を可能にする目を意味している。さらに目の変化と並行して、鼻口部の短縮、歯数の減少の傾向がみられる。原始的な哺乳類の歯式の基本型は

の44本であるが、すべての霊長類の歯はこれより少なく、現生種には32本を越えるものはなく、最少はアイアイの18本である。そして、大脳とくに皮質の発達、単なる歩行器官からの手の分化、産子数の減少、妊娠期間の長期化、寿命の延長、コミュニケーションの発達、社会構造の複雑化などが、系統的な段階があがるにつれて顕著に現れてくる。[伊谷純一郎]

霊長類学

霊長類を対象にする学問、すなわち霊長類学primatologyは、自然人類学の基礎分野の一つに位置づけられ、人類進化史探究の科学的接近を目的とする。また、霊長類はヒトに近く発達した脳神経系をもつがゆえに、医学・薬学・神経生理学・心理学などの重要な実験動物とされる。20世紀後半に至って、野外研究・実験的研究ともに盛んになり、各国に霊長類研究所がつくられた。国際霊長類学会International Primatological Societyは隔年に開催されている。国際学術誌として『Primates』(日本)、『Folia Primatologica』(スイス)、『International Journal of Primatology』『American Journal of Primatology』(アメリカ合衆国)がある。[伊谷純一郎]
『伊谷純一郎編『人類学講座2 霊長類』(1977・雄山閣出版) ▽杉山幸丸著『サルの百科』(1996・データハウス) ▽西田利貞・上原重男著『霊長類学を学ぶ人のために』(1999・世界思想社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

れいちょう‐るい レイチャウ‥【霊長類】
〘名〙 =れいちょうもく(霊長目)〔英和和英地学字彙(1914)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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最新 心理学事典

れいちょうるい
霊長類
Primates
霊長類とは,人間を含めたサルの仲間のことである。すべての生物は,より小さな分類から大きなものへと,種・属・科・目・綱・門・界という段階で分けられている。たとえば,人間は,学名がホモ・サピエンスという生物種だが,正確に全部をいうと,動物界,脊椎動物門,哺乳綱,霊長目,ヒト科,ヒト属,ヒト種である。

【分類と系統】 生物は,学名で記述する。学名とは,生物に付けられた世界共通の名称で,ラテン語を用いる。学名の命名法は,リンネLinné,C.vonが創案したもので,二名法とよばれる。つまり属と種を表わす名前,すなわち属名と種小名をつなげた表現である。たとえばホモ・サピエンスHomo sapiensが人間の学名で,ホモ属サピエンス種,知恵のある人という意味である。学名を和訳するとヒト属ヒト種である。なお当該の生物の「種名」といったときは,二名法によって記述される名前(たとえばホモ・サピエンス)なので,属名(ホモ)とそれに後続する下位分類名(サピエンス)のうち後者だけを指すことばとして「種小名」というよび方をする。つまり,サピエンスは種小名で,ホモ・サピエンスは種名である。

 学名はあくまでラベルにすぎない。歴史的な経緯の中で付けられたラベルである。対象にラベルを付けて分類してきた。その分類と当該の生物の進化的な系統とは,必ずしも一致しない。分類は人間の歴史的かつ恣意的な産物である。それに対して,系統とは進化の過程で真に起こった事実のことを指す。科学的営為は,真の系統を,化石やゲノム解析から見つけようとしている。しかしそのためにも,当該の対象をひとまず記述し特定するラベルが必要であり,それが学名である。

 霊長類という用語の理解で最もたいせつなのは,霊長類すなわちサルではない,ということである。「霊長類=サル類」という誤解が蔓延し,「人間と霊長類」という誤った対置表現をよく目にする。霊長類とは,人間を含めたサルの仲間のことである。人間も含まれているから,「人間とそれ以外の霊長類」というのが妥当な表現となる。同様に,人間と動物という二分法も妥当ではない。人間は動物の一種である。したがって「人間とそれ以外の動物」というのが妥当な表現となる。

【哺乳類Mammal】 霊長類は,より高次の分類でいえば,哺乳類(哺乳綱)の中の1グループである。現在この地球上にすむ哺乳類は約5000種いるといわれている。そのうちの約300種が霊長類である。霊長類以外の哺乳類は,イヌやネコやクマの類の食肉類,ウシやシカやカバやキリンの類の偶蹄類,ウマやバクやサイの類の奇蹄類,ネズミやリスやヤマアラシの類の齧歯類などがある。哺乳類の中で最も種数が多いのは,その約半数を占める齧歯類である。

 約6500万年前に全地球規模の環境変動があり,それまで栄えていた恐竜が絶滅した。代わって哺乳類の共通祖先がさまざまな環境に適応し放散した。哺乳類の共通祖先は,地上性で夜行性の小動物だったが,霊長類は樹上性かつ昼行性になった。哺乳類は四足動物とよばれるが,霊長類の特徴は四肢の末端が手の形をしていて物を握れることである。霊長類はかつて四手類とよばれていた。手が四つあるということで,霊長類は他の哺乳類から際立っている。

 人間の進化において,四足動物が立ち上がって二足になって両手が自由になり,その手で物を操って道具を使うようになった,という俗説がある。そうではない。すべての霊長類の特徴であり共通祖先から受け継いだものは,自由な手である。四つの手で枝をつかんで樹上に生活の場所ニッチnicheを構えた。それが霊長類である。霊長類の中で,人間はその進化の過程で,樹上から地上に降り立ち,長い距離を歩くために二足歩行をするようになった。つまり,四つの手から二つの足ができた,という理解が正しい。

 人間以外の霊長類が歩く姿を想像してみよう。四足歩行する。しかし立ち止まったときには,ウシやウマのように四足にはならない。後肢を折りたたんで座り,体幹は直立している。われわれが立ったまま腰をぐっと下ろして,深くしゃがみ込んだ姿勢である。なぜなら,木に登るためには体幹は直立していないと登りにくい。人間はその進化の過程で,四足から立ち上がって直立二足歩行を始めた,というのは俗説である。霊長類は,最初から手があったし,体幹は直立していた。体幹を直立させて手で自由に物を握ることのできる霊長類共通の特徴から,人間は地上に降り立って長距離を歩くために足を生み出した。人間の足こそ,他の霊長類にはない特徴である。

 霊長類は樹上性になるとともに昼行性になった。そのために,他の哺乳類と違って,色覚がある。熟れた果実の色の変化を見逃さない。また木の枝から枝へと空間を移動するために,両眼が顔の前面に位置して両眼で奥行きを検知できるようになった。両眼立体視と色覚は霊長類の特徴である。

 霊長類は,主に熱帯と温帯に分布している。雪の中にすむニホンザルは例外的で,北限の霊長類である。したがって北米とヨーロッパにサル類はいない。日本は先進国の中で人間以外の霊長類がすむ稀有な国である。人間が暮らしやすい場所に他のサル類もすんでいるので共存にあたってはあつれきが生じる。猿害とよばれる農作物被害だったり,人獣共通感染症の恐れもある。共存する方策の確立が求められている。

【霊長類の社会】 単独生活をする霊長類もいるが,多くは群れを作って暮らしている。群れで暮らす場合,子どもたちの世代がそのまま群れに残ると近親交配になる。そこで,避ける方策として,子どもたちが出自の群れを出ていく。そのパターンは論理的にいって3通りしかない。第1は,年頃になると男性が出て女性が群れに残る。祖母-母-娘と残る母系社会だ。哺乳類の多くは,ゾウもライオンもニホンザルも母系社会である。それに対して女性が出て男性が群れに残る父系社会がある。チンパンジーやゴリラやクモザルがこれに当たる。第3の道は,男性も女性も年頃になると出ていく社会である。テナガザルがこれに当たる。男女のペアが子を産み育てる家族である。大きくなるとその家族から外へ出て,新たな配偶者と家族を作る。人間は,採集狩猟民など祖先の暮らしを伝える人びとを見ると,基本的にはおおむねチンパンジーやゴリラと同じ父系社会だと考えられる。つまり,霊長類の中で,アフリカに起源した類人猿の共通祖先が父系社会になった。それが人間,チンパンジー,ゴリラに受け継がれて今日に至ったと解釈できる。

 21世紀のわれわれが20世紀の人びとと大きく異なるのは,ゲノム的人間観をもつことだろう。すべての生物が,DNAという物質が担う遺伝情報でできている。その点では,人間も,チンパンジーも,ネズミも,大腸菌も,シロイヌナズナも,イネも変わりはない。ゲノム(全遺伝情報)を解読する試み,すなわちDNAを構成するATGCという四つの塩基の配列を,各生物種で決める試みが急速に進んでいる。ヒトゲノムが2003年に解読された。現在では,他の霊長類でも,チンパンジーやアカゲザルの全ゲノム解析が終わっている。さらには,ポストゲノムの研究も盛んに行なわれつつある。具体的には,DNAの連鎖である遺伝子に着目し,1個の塩基だけ変化したSNP(スニップ,1塩基多型)の検出とそれに伴う表現型の変化が調べられている。また,DNAの配列の反復回数(CNV)にも個体間で変異のあることが知られている。行動や性格の違いが,どういう遺伝的背景のもとにあるか,そうした視点からの研究が今後ますます盛んになるであろう。

【ヒト・人類・人間】 ヒトとは,生物としてのホモ・サピエンス(新人)のことであり,現在生きている唯一の人類である。人類とは,ホモ・サピエンスとすでに死滅した化石人類の総称である。化石人類は,アウストラロピテクスなどの猿人,ホモ・エレクトゥス(原人),ネアンデルタール人(旧人)など死滅して化石しか残っいない人類の総称である。人間は,ヒト(ホモ・サピエンス)の文化的・社会的側面を含めてとらえる場合の用語である。本事典では,上記のような意味合いで「ヒト」と「人間」を適宜使い分けている。

 人間を知ろうとするとき,人間を含めた動物群であるという意味で,霊長類は他の動物群とは違ってユニークな存在といえる。われわれ自身を知る,その「われわれ」が人間であり,霊長類だからである。人間を進化という歴史の中で理解するとき,霊長類の研究はきわめて重要だといえる。 →大型類人猿 →チンパンジー →ニホンザル
〔松沢 哲郎〕

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