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青海波【せいがいは】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

青海波
せいがいは
雅楽の楽。「清海波」「静海波」とも書く。現行は左方の唐楽の1つで,盤渉 (ばんしき) 調舞楽としては『輪台 (りんだい) 』に続けて奏され,人は舞台4人,青海波2人のほかに「反鼻 (へんぴ) 」という (ばち) を持った「垣代 (かいしろ) 」が 40人ほど出,楽人も各楽器1人ずつ出て後列に並ぶ。『輪台』の管弦吹である『延輪台』の演奏中に,舞人,垣代の「大輪 (おおわ) 」という道行があり,当曲 (中心の曲) になって舞吹の『早輪台』4帖,『青海波』5帖が奏され,いずれもその途中に「詠」「音取 (ねとり) 」「唱歌 (しょうが) 」「吹渡」などの特殊なものが入る。最後の退出楽には『延輪台』を用いる。両弦も用いるので管弦舞楽ともいう。本来平調 (ひょうぢょう) の曲を仁明天皇のときに移調したものとも伝えられる。

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青海波
せいがいは
清元節曲名。「清海波」とも書く。2世清元梅吉作曲。 1897年初演。5世清元延寿太夫の名披露の曲。永井素岳作詞。

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青海波
せいがいは
都山流尺八の楽曲名。 1904年1世中尾都山作曲。都山流本曲の最初の曲。

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デジタル大辞泉

せいがいは【青海波】

(「清海波」「青海破」とも書く)雅楽。唐楽。盤渉(ばんしき)調で新楽の中曲。舞は二人舞で、舞姿は優美。「輪台(りんだい)」をとして引き続いて舞う。番舞(つがいまい)は「敷手」。
清元。永井素岳作詞、2世清元梅吉作曲。明治30年(1897)5世清元延寿太夫の襲名披露曲として初演。初世の定紋の青海波にちなんだもの。
波形をかたどった文様。半円形を同心円状に重ねたもの。の舞人の衣装に用いられたところから名づけられたという。

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世界大百科事典 第2版

せいがいは【青海波】
文様の一種。同心の半円形を互い違いに重ねて波の模様を表現したもの。単純な文様なので,初めから大波を図案化したものかどうかはわからない。古くは人物埴輪(はにわ)の衣文にみえ,十二単(ひとえ)の〈大海の摺裳(おおうみのすりも)〉もこれである。蒔絵師青海勘七がこの文様を得意としたことから名称が出たともいわれるが,勘七が青海を自称したというべきであろう。【上田 敬二】

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せいがいは【青海波】
雅楽,管絃,舞楽の曲名。唐楽にふくまれ盤渉(ばんしき)調。二人舞の文ノ舞(平舞)。清海波,静海波,青海とも書く。舞楽のときは,《輪台(りんだい)》(盤渉調,四人舞)を序,《青海波》を破として続けて舞う。舞楽の中では珍しく,琵琶伴奏に用いられるので,〈管絃舞楽〉と呼ばれる。番舞(つがいまい)は《敷手(しきて)》。《輪台》は左方襲(さほうかさね)(常)装束に別甲(べつかぶと)を,《青海波》はこの曲用の別装束片肩袒(かたかたぬぎ)に,別甲をかぶり,太刀を腰につけて舞う。

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大辞林 第三版

せいがいは【青海波】
雅楽の一。左方の新楽で盤渉ばんしき調。管弦の時は中曲、舞楽として序の「輪台」に続く破として奏される時は準大曲。二人舞の平舞。鳥甲とりかぶとに常装束を用いる。
青海波の舞曲に用いる服の波形の染め模様。また、それと同じ染め模様。元禄(1688~1704)頃から流行。
清元の一。二世清元梅吉作曲、永井素岳そがく作詞。1897年(明治30)初演。海の情景を歌う。

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精選版 日本国語大辞典

せいがいは【青海波】
[1]
[一] 雅楽の曲名。唐楽。新楽。黄鐘調と盤渉調(ばんしきちょう)の中曲。舞楽の時は盤渉調の曲が用いられる。左方舞。舞人は二人。舞姿は優美であり、衣装は(二)の模様の下襲(したがさね)に千鳥模様の袍を着し、非常に凝ったものである。数ある舞楽中最も優美華麗な曲とされる。
※源氏(1001‐14頃)紅葉賀「源氏の中将はせいかいはをぞ舞ひ給ひける」
[二] 清元。永井素岳(ながいそがく)作詞。二世清元梅吉作曲。明治三〇年(一八九七)東京両国の中村楼で初演。五世清元延寿太夫の襲名披露曲で、初世の紋が青海波だったことからこの名がつけられた。東北から西国にかけての海の情景をうたったもの。
[2] 〘名〙 (一)(一)に用いる、波形を描いた衣服の染模様。また、それに似た模様。浅葱(あさぎ)に藍(あい)で渦(うず)を四分したような形のもの。また、その模様を描いた蒔絵。せいがいなみ。
※教言卿記‐応永一二年(1405)八月九日「殊勝御扇、絵〈青海波〉」
※洒落本・夜半の茶漬(1788)発端「五十間の砂利に青海波(セイガイハ)のさまを見せ」

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