@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

静御前【しずかごぜん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

静御前
しずかごぜん
鎌倉時代初期の人。京都の白拍子源義経愛妾磯禅師の娘。文治1 (1185) 年兄頼朝と不和になり西国におもむく義経に従って,摂津大物浦から大和吉野山へと行をともにしたが,行く先を案じた義経が,京へ帰らせようと別れたところを捕えられ鎌倉に送られた。頼朝の妻政子は舞をよくするというを,鶴岡八幡宮わせた。静は「しづやしづしづのをだまきくりかへし昔を今になすよしもがな」と義経への慕情を歌った。まもなく男子を産んだが,その子は頼朝のために由比ヶ浜で殺された。静はその後京都へ帰されたが,末路は不明。謡曲二人静』や浄瑠璃『義経千本桜』などに脚色されている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しずか‐ごぜん〔しづか‐〕【静御前】
源義経側室。母は磯禅師。もと白拍子。義経の京都退去に従ったが吉野山中で別れ、捕らえられた。鎌倉鶴岡八幡宮で、義経をう「しずやしず」の歌を舞って人々を感動させた。静(しずか)。生没年未詳。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

静御前 しずかごぜん
?-? 平安後期-鎌倉時代,源義経の愛妾(あいしょう)。
母は磯禅師(いそのぜんじ)。もと京都の白拍子(しらびょうし)。文治(ぶんじ)元年(1185)源頼朝と対立した義経の都落ちにしたがったが捕らえられ,鎌倉におくられる。頼朝夫妻の求めで歌舞を演じた折,義経を慕する歌をうたう。義経の子を生んだが殺され,自身はのち放免。その後の消息は不明。後世,能「吉野静」,浄瑠璃(じょうるり)「義経千本桜」などの主題となった。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

しずかごぜん【静御前】
平安末期の白拍子。生没年不詳。父は不明。母は磯禅師。源義経の愛妾。1185年(文治1)義経が兄頼朝と不仲になり京より逃脱したとき,静もこれに同行。しかし翌年吉野山で義経と別れたのち捕らえられ,鎌倉に送られて尋問をうけた。同年7月鎌倉で義経の子を出産するが,男児であったため子は由比ヶ浜に沈められ,静は京に帰された。その後の消息は不明。頼朝・政子夫妻の求めにより鎌倉鶴岡八幡宮社前で舞を舞ったとき,義経への恋慕の想いを歌ったことは《吾妻鏡》にみえて有名。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

静御前
しずかごぜん
生没年不詳。源義経(よしつね)の妾(しょう)。磯禅師(いそのぜんじ)の女(むすめ)で、もと京都の白拍子(しらびょうし)であった。義経が京都堀川第(ほりかわだい)で兄頼朝(よりとも)の刺客土佐房昌俊(とさぼうしょうしゅん)に襲われたとき、機転によって義経を助けた。以後、義経に従い大物浦(だいもつのうら)(兵庫県尼崎(あまがさき)市大物町)から吉野山に逃れたが、山僧に捕らえられて鎌倉に護送された。鎌倉では義経の所在に関して厳しい訊問(じんもん)を受けたが、静は固く沈黙を守ったという。頼朝の妻北条政子(まさこ)は、静が舞の名手であると聞き、鶴岡八幡(つるがおかはちまん)の神前でこれを舞わせた。工藤祐経(くどうすけつね)が鼓を打ち、畠山重忠(はたけやましげただ)が銅拍子(どうびょうし)を勤めた。静はこのとき、「吉野山峰の白雪ふみ分けて入りにし人の跡ぞ恋しき」「しずやしず賤(しず)の苧環(おだまき)くりかへし昔を今になすよしもがな」と、義経への慕情を歌ったため、頼朝の不興を買ったが、政子のとりなしによって事なきを得た。やがて静は一児を生んだが、頼朝はこれを鎌倉由比ヶ浜(ゆいがはま)に捨てさせた。静を主題とした謡曲に『吉野静』『二人静(ふたりしずか)』があり、浄瑠璃(じょうるり)に『義経千本桜』がある。[鈴木国弘]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しずか‐ごぜん しづか‥【静御前】
平安末期から鎌倉初期の女性。母は磯禅師。もと京の白拍子、のちに源義経の側室。義経が頼朝と不和となったことから、吉野落ちに随行、捕えられて鎌倉に送られた。頼朝夫妻に鶴岡八幡宮に召されたとき、義経を恋う歌を歌った話は有名。鎌倉で男児を出産したが、頼朝により由比ケ浜の海中に沈められた。静(しずか)

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

静御前
(通称)
しずかごぜん
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
花扇邯鄲枕
初演
宝暦12.4(大坂・三桝大五郎座)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

静御前」の用語解説はコトバンクが提供しています。

静御前の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation