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韓山童【かんざんどう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

韓山童
かんざんどう
Han Shan-tong; Han Shan-t`ung
[生]?
[没]至正11(1351)
中国,元末の紅巾軍首領。欒城 (らんじょう。河北省) の人。祖父以来,白蓮会 (→白蓮教 ) を組織し民衆布教に努めたが,を惑わしたかどで祖父は流罪にあった。孫の山童はその志を継ぎ,元末の天下不安に乗じ,「天下大いに乱れ,弥勒仏下生す」と唱え,河南,江淮の農民の間に多くの信徒を得た。白蓮教徒の劉福通らは潁州 (安徽省阜陽県) に拠って,韓山童を徽宗8世の孫で中国の主であると宣伝し,紅巾と号して兵しようとしたが,発覚して山童は捕えられ,殺された。

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世界大百科事典 第2版

かんさんどう【韓山童】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

韓山童
かんさんどう
(?―1351)
中国、元末群雄の一人。紅巾(こうきん)軍の首領。欒城(らんじょう)(河北省)の人。華北白蓮(びゃくれん)教会の会首。父祖以来、白蓮教会を組織し、「天下大いに乱れれば、弥勒(みろく)仏がこの世に下って衆生(しゅじょう)を救済する」と唱え、河北、河南、安徽(あんき)の各地で広く信徒を得ていた。ちょうどこうしたとき黄河が氾濫(はんらん)を繰り返したので、元朝は華北の民夫、兵士17万人を発してその修復工事を始めた。彼はこの機会を利用して元朝打倒の反乱を起こそうと企て、教徒と謀って工事現場に片目の石人を埋め、「一つ目の石人が現れて黄河を揺り動かし、国中に反乱が起こる」と予言した。工事が始まり、この石人が掘り起こされたので、民心は動揺したが、反乱計画が元側に漏れ、彼は逮捕、処刑された。[谷口規矩雄]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かん‐さんどう【韓山童】
中国、元末の群雄の一人。河北の人。白蓮教を奉じ、宗教的秘密結社を組織。劉福通らと通じ、宋の徽宗(きそう)八世の孫と称して、一三五一年挙兵したが、捕えられ、殺された。一三五一年没。

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