●音圧【おんあつ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
音圧
おんあつ
sound pressure
音波の媒質における圧力の変動分の幅。音波が存在する場合と存在しない場合の圧力差 ΔP をその点の瞬間音圧という。普通は,ΔP の時間についての2乗平均の平方根,すなわち実効値で音圧を表わす。また時間内での最大の音圧をピーク音圧という。人間の耳に感じる音の感覚は音圧の対数に比例することがわかっているから,音の強さを表わす目安として,基準の音圧 P0 と,比較する音圧 P との比の対数の 20 倍,すなわち 20 log 10(P/P0) を用いる。 P0 としては,正常な聴力をもつ人が音として感じる最小の音圧 20μPa をとる。このときの単位がデシベルである。デシベル表示の音の大きさを音圧レベルという。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
おん‐あつ【音圧】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
おんあつ【音圧】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
精選版 日本国語大辞典
おん‐あつ【音圧】
〘名〙 音が媒質中を伝わるとき、音波の強さのこと。ふつう、瞬間的な圧力の二乗平均の平方根を実効音圧として表示する。
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「音圧」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●音圧の関連情報