@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

頂相【ちんぞう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

頂相
ちんぞう
禅僧の肖像画禅宗では,法の師資相承を重んじることから印可の証明として,師の肖像画と法語を弟子に与える。中国の北宋時代から盛大に行われ,日本にも伝来し鎌倉室町時代に盛行した。禅宗の発展とともに禅林で多数描かれ,日本の肖像画にも影響を及ぼした。道元禅師が帰国の際に如浄禅師の頂相を付与された例が古く,以後宋風の影響を脱して『大燈国師像』,無等周位筆『夢窓国師像』など日本的肖像画も制作された。袈裟を着け,払子 (ほっす) を持ち,曲ろくに坐す姿を描いた全身像と上半身を描く半身像の2種類があり,上部に師の自賛書されるのが原則。南北朝時代以後には俗人でも出家した者は,『北条時頼像』のように頂相形式で描かれることが盛んになった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ちん‐ぞう〔‐ザウ〕【頂相】
《「ちんそう」とも。「ちん(頂)」は唐音禅宗高僧の肖像。画像は写実性が要求され、師がみずからの頂相画にをつけて弟子に与え伝法の証(あかし)とした。彫像で表した頂相彫刻もある。中国代から隆盛をみ、日本では鎌倉時代にすぐれた作品が多い。ちょうそう。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ちょう‐そう〔チヤウサウ〕【頂相】

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ちんそう【頂相】
〈ちんぞう〉または〈ちょうそう〉ともいう。仏の頂(いただき)(頭部)は本来無相,すなわち見るあたわざるものであるが,その相貌を彫像あるいは画像で表現したものが頂相であり,転じて禅僧の彫像もしくは画像の通称となった。禅宗では〈法〉は師から弟子へ受けつがれるものであり,したがって師の像容を写した頂相はもっとも尊重され,生けるがごとく慕される。画像の場合,通常,師が伝法の印可(悟道の熟達を証明したもの)として図上に賛し,その法嗣に付与したものである。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ちょうそう【頂相】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ちょうそう【頂相】
ちょうぞうとも
ちんぞう頂相

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ちんぞう【頂相】
ちんそう ちょうそうとも。ちんは唐音
禅宗で、師または高僧の肖像画をいう。禅宗において非常に重要視され、高僧の像を法堂にかけたり、印可の証として師の頂相を法嗣ほつすに与えることが行われた。中国北宋時代に盛んとなり、日本には鎌倉時代に伝えられ、室町・江戸時代を通じて盛行した。様式は写実的で、日本の肖像画の発達に大きな影響を及ぼした。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ちん‐ぞう ‥ザウ【頂相】
〘名〙 (「ちんそう」とも。「ちん」は「頂」の唐宋音) 仏語。禅宗で、祖師または先徳などの肖像画。半身像が多いが、全身像にもいう。
※正法眼蔵(1231‐53)嗣書「善知識の会下に参じて、頂相一幅、法語一軸を懇請して嗣法の標準にそなふ」 〔梁簡文帝‐四月八日度人出家願文〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ちょう‐ぞう チャウザウ【頂相】

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版

頂相
ちんそう
禅宗の僧侶の間で,師が弟子に与える肖像画
「ちんぞう」とも読む。禅宗では,弟子が一人前になると,その師は伝法のしるしとして肖像画に自賛を書いて弟子に与えた。この習慣は中国の北宋時代(960〜1127)に盛んで,日本には鎌倉時代に伝えられて以来,室町・江戸時代にも行われ,その写実的な描写法は肖像画の発展に大きく影響した。大徳寺『大灯国師像』,妙智院『夢窓国師像』,建長寺『蘭渓道隆像』などが有

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

頂相」の用語解説はコトバンクが提供しています。

頂相の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation