●順位【じゅんい】
知恵蔵
順位
(垂水雄二 科学ジャーナリスト / 2007年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
じゅん‐い〔‐ヰ〕【順位】
出典:小学館
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世界大百科事典 第2版
じゅんい【順位 dominance hierarchy】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
順位
じゅんい
動物の集団のなかの個体間における優位と劣位の序列のこと。ある程度の持続性と安定性をもち、場所によって影響されない関係に限っていわれるのが普通である。順位は、体の大きさ、性、年齢などによって規定され、社会生活において個体の摂食、成長、繁殖などに大きく影響することが知られている。相対的に順位の高い個体を優位者、低い個体を劣位者とよび、その相互関係のあり方によって順位はいくつかの型に分けられることがある。このうち、劣位者が優位者をけっして攻撃することなくすべての個体が直線的な序列をつくる場合を絶対的順位、劣位者が優位者を攻撃したり、たとえばA>B>C>Aといった三すくみの関係がみられる場合を相対的順位、また最上位の一個体を除いて、ほかは優劣のはっきりしない場合を独裁制とよぶ。明確な優劣関係は、その当事者どうしが互いに知り合っていたり、一見して力の差が明らかである場合にみられるものである。また、一つの群れのなかの個体どうしが、互いに認知しあった優劣関係に基づいて生活し、むだな争いを避けている場合、とくにその群れには順位制があるという。順位は最初、1922年にシェルデラップ・エッベT. Schjelderup-Ebbeがニワトリのつつきの順位として明らかにして以来、アシナガバチ類、魚類、爬虫(はちゅう)類、鳥類、哺乳(ほにゅう)類などで広くみいだされている。
[片野 修]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典
じゅん‐い ‥ヰ【順位】
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