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【しょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


しょう
Song
中国,文体一種。もと『詩経』の作品を風,,頌の3体に分けた一つで,宗廟祭祀にあたって奏され,先祖の功徳をたたえる韻文であったが,のち一般に人や物事をほめる内容の文章の一体をさすことになり,散文でも韻文でもつくられるようになった。前揚雄の『趙充国頌』,六朝時代晋の劉伶の『酒頌』,陸機の『漢高祖功臣頌』などが有名。

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デジタル大辞泉

じゅ【×頌】
《〈梵〉gāthāの訳》梵語(ぼんご)やパーリ語の詩体の一。仏教では仏・菩薩(ぼさつ)の功徳(くどく)や思想などを述べた詩句をいい、漢訳されたものはふつう四言・五言の形をとる。(げ)。「を唱える」「偈」

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しょう【×頌】
人の徳や物の美などをほめたたえること。また、ほめたたえた言葉や詩文。
詩経」の六義(りくぎ)の一。宗廟(そうびょう)で、祖先の徳をたたえる詩歌
キリスト教で、神をたたえる歌。頌栄

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しょう【頌】[漢字項目]
人名用漢字] [音]ショウ(漢) ジュ(呉) []ほめる
〈ショウ〉
ほめたたえる。人の徳や功績をたたえる言葉・詩文。「頌歌頌詞頌辞頌徳賀頌
詩経」の六義(りくぎ)の一。「商頌」
〈ジュ〉ほめたたえる歌。「偈頌(げじゅ)
[名のり]うた・おと・つぐ・のぶ・よむ

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世界大百科事典 第2版

しょう【頌 sòng】
中国における詩の六義(りくぎ)の一つ。〈風〉〈雅〉と並んで《詩経》の一分野を構成する。周王室および・宋(商)の諸侯が宗廟で祖先をたたえた神楽歌(かぐらうた)である(《古今集序》は〈いはひうた〉と訓ずる)。そこから発展して,韻文の文体の一種となり,主として個人の功業をたたえる内容をもつ。4字句から成り,偶数句で押韻する。《詩経》の伝統を承けて,典雅が貴ばれる。このほか仏の徳を美する韻文も頌(じゆ)と称される。

出典:株式会社平凡社
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じゅ【頌】

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日本大百科全書(ニッポニカ)


しょう

古くは、中国最古の詩集『詩経(しきょう)』において、全詩を六つのジャンル(六義(りくぎ))に分類したうちの一つで、宗廟(そうびょう)の祭礼における舞楽の歌をいう。「ほめうた」の意。一種特有の文体で、農事の神々、祖先、君王の盛徳、成功を形容し、賛美、頌揚、祈求するものであった。その後、頌揚の対象が鬼神帝王から一般人や普通の事物へと拡大され、漢の揚雄(ようゆう)の「趙充国(ちょうじゅうこく)頌」、晋(しん)の劉伶(りゅうれい)の「酒徳頌」、唐の韓愈(かんゆ)の「子産が郷校を毀(やぶ)らざるの頌」などがそれである。

[杉森正弥]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じゅ【頌】
〘名〙
① 仏語。中国で、一般に韻文体の歌謡、詩句、聖歌などをいうが、狭義には経文中の韻文体の詩句をいい、広義には散文・韻文にかかわらず、字数が三二からなる一節をいう。→偈(げ)
※栄花(1028‐92頃)鶴の林「諸行無常のしゅをば、ただ涅槃経の偈とのみこそしりたりつれ」

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しょう【頌】
〘名〙
① 「詩経」の六義(りくぎ)の一つで、風、雅とともに内容上の分類の一つ。君主の盛徳をほめ、祖先神に告げる宮廷歌。周頌・商頌・魯頌の三つに分かれる。
※古今(905‐914)真名序「和歌有六義。一曰風、二曰賦〈略〉六曰頌」 〔詩経大序〕
② 人の徳や物の美などをほめたたえることば。また、そのことばを入れた詩歌。頌詞。
※ささめごと(1463‐64頃)上「頌 いはひ歌の心」
※俳諧・芭蕉真蹟懐紙(温泉頌)(1689)「温泉頌」
③ キリスト教で三位一体の神に対する讚美の歌詞をもつ歌。
※即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉精進日・寺楽「ミゼレエレ、メイ、ドミネ、憐を我に垂れよ、主よの句に取りたるにて、第五十頌の名なり」

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しょう‐・する【頌】
〘他サ変〙 しょう・す 〘他サ変〙 神仏の功徳や人の功績などを文章やことばで述べてほめたたえる。賛美する。じゅす。
※太平記(14C後)一一「只帝徳を頌(ショウ)し奉る声、洋々として耳に盈(みて)り」

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ず【頌】
〘名〙 仏語。漢訳経文中の、一般には四句からなる韻文体の歌謡・詩句・偈文などをさす。じゅ。→偈(げ)
※枕(10C終)一二〇「なにともなき経の端うち誦み、倶舎(くさ)のずなど誦(ず)しつつありく」

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しょう‐・す【頌】
〘他サ変〙 ⇒しょうする(頌)

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