●預所【あずかりどころ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
預所
あずかりどころ
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デジタル大辞泉
あずかり‐どころ〔あづかり‐〕【預所】
2 「預かり地」に同じ。
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世界大百科事典 第2版
あずかりしょ【預所】
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あずかりどころ【預所】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
預所
あずかりどころ
荘園(しょうえん)管理機関の一つ。「あずかっしょ」とも読み、「中司(ちゅうじ)」ともいう。領家(りょうけ)(領主)の代理者として下級荘官(公文(くもん)、下司(げし))を指揮し、荘地の管理や年貢、公事(くじ)の収納をつかさどった。発生期の荘園には単に「預(あずかり)」とよぶものがあり、専当(せんとう)や検校(けんぎょう)と並んで荘園を管理した。寄進地系荘園では、寄進者である領主や地主が預所に任命されて、それまでどおり実質的に荘園を管理する場合があった。寺領荘園では初め寺僧が、平安後期からは在地の武士が預所に任命されることが多くなった。預所の得分(とくぶん)は一定しないが、給田(きゅうでん)や佃(つくだ)を与えられた。とくに訴訟の場合に領家の代理となるものを雑掌(ざっしょう)といった。
[阿部 猛]
『阿部猛著『日本荘園史』(1972・大原新生社)』
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精選版 日本国語大辞典
あずかり‐しょ あづかり‥【預所】
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あずかり‐どころ あづかり‥【預所】
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旺文社日本史事典 三訂版
預所
あずかりどころ
下司 (げし) ・公文 (くもん) など下級の在地荘官を指揮する。一般に寺領においては寺僧が任命されているが,寄進地系荘園では寄進者やその子孫が預所として補任される場合もある。得分は一定ではなく,給田を持つものもあった。
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