●預言書【よげんしょ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
預言書
よげんしょ
Prophetical Books
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世界大百科事典 第2版
よげんしょ【預言書 Prophets】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
預言書
よげんしょ
Prophets
預言者の文学をさす。『旧約聖書』の3区分、すなわち「律法」(トーラー)、「預言書」(ネビイーム)、「諸書」(ケスビーム)の第二の部分にあたる。一般に預言活動それ自体は、古代オリエント世界に広くみられる現象であり、多くの場合、楽器を媒介として恍惚(こうこつ)状態に入り、神の意志を人々に告げるシャーマン的、祭司的職能として機能した。『旧約聖書』の場合、預言者は、神のことばを神にかわって民に語る神の代弁者(ナービー)として登場する。彼らの職務は、ヤーウェとイスラエルの民との間に真実の人格関係を打ち立てることにあったが、そのために自ら身を殺してヤーウェの契約に生きることはもちろん、民に対しても契約に従って生きるようひたすら叫び続けた。彼らの預言がイスラエルに対する厳しい批判となり、痛烈な審判となって現れたのはそのためである。しかし一方、悔い改めてヤーウェに立ち返る者への「とりなし」も預言者の職務に属する。ヤーウェは審(さば)く神であると同時に愛の神であることを伝えることを忘れていない。『旧約聖書』の預言者は、紀元前8世紀を境に、前預言者(「ヨシュア記」「士師(しし)記」「サムエル記」「列王紀」)と後預言者(「イザヤ書」「エレミヤ書」「エゼキエル書」「十二小預言書」)に分かれるが、通常、預言書という場合には後預言者の書をさしている。
[山形孝夫]
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精選版 日本国語大辞典
よげん‐しょ【預言書】
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