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預言【よげん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

預言
よげん
prophecy
広く人類の種々の文化圏にみられる宗教的現象で,それぞれの文化によって多くのニュアンス相違があるが,ある人物が一時的にその人格性を停止し,神もしくは神霊などの道具となって,その「神意」を民衆に告げること。突然,あるいは舞踏などの準備行為ののちに忘我状態となり,多くの場合幻想を伴って,いわゆる憑かれたとして,行為,言葉,音声など種々の媒介で「神意」を告げるが,これには多くの場合「解釈」が必要である。未来の出来事を予告する場合も多いが,必ずしもそれがすべてではない。前者は特に「予言」と記される。既成の政治,社会,宗教体制のなかでも行われるが,これと鋭く対立し,批判する場合も多い。預言の歴史的,典型的実例ユダヤ教にみられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

よ‐げん【預言】
[名](スル)キリスト教で、神託を聴いたと自覚する者が語る神の意志の解釈と予告。また、それを語ること。

出典:小学館
監修:松村明
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デジタル大辞泉プラス

預言
米国の作家ダニエル・キイスの長編小説(2009)。原題《The Asylum Prophecies》。

出典:小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)

預言
よげん
prophecy 英語
prophétie フランス語
Prophetie ドイツ語

「予言」が、ただ未来のことをまえもって語るだけであるのに対して、宗教的な「預言」では、きたるべき世界の内容とその意味、それを前にして人々のとるべき態度、行動を指し示すことをいう。預言を語るのは職業的な祭司、神官、僧侶(そうりょ)ではなく、神によって特別の超人間的な力(カリスマcharisma)を授けられた個人であるところにも、大きな特徴がある。

 預言が、文字どおり神のことばを預かり、神にかわって語られるものとなるためには、それにふさわしい強烈な神体験、召命体験が要求される。また、シャーマニズムにみられるような、非日常的な心理の高揚状態であるエクスタシーや、意識の低下状態(トランス)も、ときには伴う。

 マックス・ウェーバーは、預言を倫理預言ethische Prophetieと模範預言exemplarische Prophetieとの二つの型に分けている。「倫理預言」は、古代イスラエルの預言者に代表されるように、超越的な神の命を受けて、それを人々に伝える道具として自己を自覚した場合であり、他方「模範預言」は、釈迦(しゃか)で代表されるように、自己を救済の模範として示すものである。

 いずれにせよ、預言は、単なる「予言」や予兆などとは異なり、倫理性をともなったある特定の新しい宗教的世界を提示することによって、既成の世界に対し、緊張的な作用をすることが多い。

[鈴木範久]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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