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【ほお】

日本大百科全書(ニッポニカ)


ほお

哺乳(ほにゅう)動物の顔の側面の部分、すなわち目、耳介(じかい)、鼻、口、下顎(かがく)下縁に囲まれた部分で、「ほほ」ともいう。頬はヒトにおいてもっとも発達している。

 ヒトの場合、頬の内部では主として頬筋(きょうきん)が頬の形をつくっている。この筋は表情筋に属し、とくに口唇の筋と密接な関係があり、頬を歯に押し付けて舌とともにそしゃくを助けるほか、息を吹き出す働きもする(このため、頬筋はそしゃく補助筋ともよばれる)。頬の内面の粘膜には耳下腺(せん)の開口部(耳下腺乳頭)も観察できるほか、頬腺にも触れることができる。頬の膨らみには個人差があるが、これは頬脂肪体の量の差によっている。また、頬に生じる「えくぼ」は、表情筋の一部が皮膚に付着しているために、筋の収縮によって頬の皮膚が引き込まれるためである。えくぼは皮下脂肪の多い子供や女性に多い。なお、頬骨とは、眼窩(がんか)下縁の下外側部をつくる骨で、頬骨弓で外耳孔上縁に連絡する。

[嶋井和世]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ほお ほほ【頬】
〘名〙 (現在は「ほほ」とも) 顔の側面。目の下で鼻と口のあたりから耳までの間の部分。ほおべた。ほっぺた。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※枕(10C終)一〇九「寝腫れて、ようせずは、ほほゆがみもしぬべし」

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ほ【頬】
〘名〙 =ほお(頬)
※名語記(1275)九「ほがゆがむ」

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