●頭足類【とうそくるい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
頭足類
とうそくるい
Cephalopoda
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デジタル大辞泉
とうそく‐るい【頭足類】
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栄養・生化学辞典
頭足類
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世界大百科事典 第2版
とうそくるい【頭足類】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
頭足類
とうそくるい
軟体動物門に属する一綱で、いわゆるイカ・タコ類をさす。頭足綱Cephalopodaの仲間の体は左右相称で、頭・胴・足の三部に分かれている。頭部には無脊椎(むせきつい)動物でもっとも発達した一対の単眼があり、前方に向かって鋭いくちばし様の顎板(がくばん)および歯舌のある口球がある。足部は口を囲んで環状に配置し、四対以上に分かれていて、吸盤があり、伸縮自在である。胴部は筋肉質の袋状で頭部の後ろにあり、肉質のひれをもつものがある。貝殻はオウムガイ類のみが螺旋(らせん)形の外殻をもつが、他は外套(がいとう)膜の筋肉中に埋もれているか、退化している。内臓は袋状の外套膜に包まれ、消化管はU字形で、肛門(こうもん)は前向きに開く。直腸付近に墨汁嚢(のう)があるものがある。えらは二~四対で、えらの基部にはえら心臓があり、二鰓(にさい)類では本来の心臓とともに三つの心臓をもつことになる。生殖巣は体後部にあり雌雄異体、精子は精莢(せいきょう)に充填(じゅうてん)されて、交接時に雌に渡される。この機能を果たす特別な腕を交接腕(または化茎腕)といい、種によって一定の形式をもつ。頭足類はすべて海産で、沿岸から深海までに分布し、匍匐(ほふく)あるいは遊泳・浮遊生活をしている。すべて肉食で、海洋の食物連鎖中では高次に位置する。最大のイカは胴長6メートル余となり、無脊椎動物では最大となる。
化石アンモナイト(菊石(きくいし))は古生代デボン紀後期に現れ、非常に多種に分化したが、中生代白亜紀の終わりに絶滅した。現生する頭足類はおよそ650種で、頭足綱は次の三亜綱からなる。(1)アンモナイト亜綱 大形の螺旋形ないし直円錐(えんすい)形の殻をもち、すべて化石種である。(2)オウムガイ亜綱(四鰓亜綱) 4種の現生種以外は化石種。殻は螺旋形の平巻きで、多室に分かれている。体は原始的構造をもち、腕は数十本の触手に分かれ吸盤はない。現生種のえらは二対である。(3)二鰓亜綱(鞘形(しょうけい)亜綱) 現生するイカ類(五対の腕をもつので十腕形類ともいう)、タコ類(四対の腕をもつので八腕形類ともいう)の大部分をいう。殻は退化的、腕には吸盤または鉤(かぎ)があって四または五対、えらは一対である。
[奥谷喬司]
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精選版 日本国語大辞典
とうそく‐るい【頭足類】
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