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風炉【ふろ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

風炉
ふろ
茶道具の1つ。火を入れてをかけるもの。主として夏秋の節に用い,冬春の季節はを用いる。古くは台子皆具の1つで,唐銅の切掛 (きりかけ) であったがのちには鉄製もでき,さらに紹鴎好みとして土風炉が作られ,また千利休が小田原陣中に工夫したという板風炉もある。現在はに区別し,土風炉を真,唐銅鬼面と切掛風炉を行,鉄風炉,陶磁製の風炉,板風炉を草とする。形からは一文字,面取尻張,丸炉,鬼面その他の名がある。

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デジタル大辞泉

ふう‐ろ【風炉】
小さい試金用坩堝(るつぼ)を加熱するための炉。
ふろ(風炉)

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ふ‐ろ【風炉】
茶のの席上で、釜(かま)をかけて湯をわかす炉。唐銅(からかね)製・鉄製・土製・木製などがあり、夏を中心に用いる。ふうろ。

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世界大百科事典 第2版

ふろ【風炉】
茶の湯で釜の湯を沸かすための火鉢状の道具をいう。風炉の歴史は古く,8世紀に中国の陸羽が書いた《茶経》に〈風炉〉として記載され,銅や鉄を鋳物にしてつくり,鼎(かなえ)に類似した形状で,中にはを墁(ぬ)るとしてあり,3足で3ヵ所に風通しのための窓があけてあった。中国では宋代になると,唐代の団茶から抹茶に変様したが,この抹茶を喫するのに用いたとされる。1259年宋に渡った臨済宗南浦紹明(なんぽじようみよう)(1235‐1308)によって,台子(だいす)とそこに飾る風炉,釜,杓立,建水,蓋置,水指の唐銅(からかね)皆具が日本に伝来したというのが,茶の湯の理解である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ふうろ【風炉】
小さな溶解坩堝るつぼを加熱する炉。試金用。数個の坩堝のまわりにコークスを入れて、約摂氏1400度で加熱する。
ふろ(風炉)に同じ。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ふろ【風炉】
茶道で、釜かまを掛けて湯を沸かす炉。およそ5月初めから10月末まで使う。唐銅からかね製・鉄製・土製・木製などがある。ふうろ。 [季] 夏。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

風炉
ふろ
茶席で釜(かま)をかけ置き、湯を沸かすための夏季用の炉。鉄、唐銅(からかね)、土、木、陶磁製などの材質がある。古態は中国の鼎(かなえ)形であるが、わが国に伝えられてからは、台子皆具(だいすかいぐ)の一つとして切掛風炉(きりかけふろ)(釜の羽が口いっぱいにかかるようにつくられた風炉)が用いられるようになった。続いて茶道の進展とともに釜の形も多様になり、さらに五徳が創案されることによって、武野紹鴎(たけのじょうおう)のころに奈良で土風炉(どふろ)がつくられるようになり、五徳を据えて釜をかけるような口が基本となった。切掛風炉の代表は朝鮮風炉と琉球(りゅうきゅう)風炉で、ともに唐銅か鉄製、前後に窓がつくのを特色とする。土風炉は形によって透木(すきぎ)風炉、紹鴎風炉、尻張(しりばり)風炉、四方(よほう)風炉、道安(どうあん)風炉、紅鉢(べにばち)風炉の種類がある。なお、真を土風炉、行を唐銅風炉、草を鉄風炉・板風炉としている。[筒井紘一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ふう‐ろ【風炉】
〘名〙
① 小さい溶解坩堝(るつぼ)試金用の炉。円形の底部に火格子があり、その上へ数個の坩堝を置き、その周囲へコークスを入れて点火して、摂氏一四〇〇度の温度で熱する装置。〔稿本化学語彙(1900)〕
② =ふろ(風炉)日葡辞書(1603‐04)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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ふ‐ろ【風炉】
〘名〙
① 床を方形に切った炉ではなく、銅や鉄などでつくった、火を入れて暖をとる炉。火鉢の類。
※延喜式(927)一七「白銅風炉一具料」
② 湯を沸かしたり、物を煮炊きしたりする炉。
※私聚百因縁集(1257)九「室に釜櫓(フロ)を置かず、政所より飯を、炊ぎ車に積て」
③ 茶の湯で、席上に置き、火を入れて釜をかけ湯を沸かすもの。金属製または土製で、まれに木製もある。夏秋期に炉のかわりに用いる。
※玉塵抄(1563)一九「小い風呂をして茶の湯をわかいて」 〔茶経〕

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