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飛騨工【ひだこう】

日本大百科全書(ニッポニカ)

飛騨工(ひだこう)
ひだこう
日本古代の律令(りつりょう)時代に、建築労働に従事した飛騨国(岐阜県北部)出身の労役者。斐陀匠とも記す。飛騨は山国のため、賦役令の規定で庸・調(いずれも課税の一つ)とも免除され、里ごとに匠丁(しょうてい)10人を京に送った。彼らは食料も準備し1年間京での賦役に務めた。その員数は100人とされているが、木工寮(もくりょう)に常時所属した工は37人であったと『延喜式(えんぎしき)』にみえる。令での身分は駈使丁(くしてい)のなかに含まれた下級労務者で、木工寮では工部の下に所属した。また飛騨工は木工寮のみならず、令外官司(りょうげのかんし)の造宮省や造寺司にも配属されたが、工たちは都の生活に慣れ、1年過ぎても国に帰らず、他所に雇われたり逃亡者も出たという。彼らは木工技術に優れていたため技術者として評価され、「ひだのたくみ」の名で喧伝(けんでん)されるに至り、のちには伝説的名工の代名詞となった。[工藤圭章]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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