●骨牌【コッパイ】
デジタル大辞泉
こっ‐ぱい【骨×牌】
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世界大百科事典 第2版
かるた【骨牌】
室内遊戯具の一種。歌留多とも書く。語源はポルトガル語のカルタcarta(英語ではカードcard)。日本には外来のカルタの流れをひく,おもに賭博に使われるかるた(花札など)と,古来の貝覆(かいおおい)の流れをひく,おもに教育を目的とするかるた(《小倉百人一首》など)とがある。なお,西洋かるたをトランプtrumpと通称するが,トランプは正しくは西洋かるたの切札のことをいう。
[賭博系かるた]
16世紀後半に初めてポルトガル人が日本に持ち込んだと考えられるカルタは,今日のトランプとは別のもので,ハウ(棍棒),イス(剣),コップ(聖杯),オウル(貨幣)の4種がそれぞれ1から12まであって,合計48枚から成り,1の札に竜,10に女従者,11に騎士,12に王がそれぞれ描かれている。
[賭博系かるた]
16世紀後半に初めてポルトガル人が日本に持ち込んだと考えられるカルタは,今日のトランプとは別のもので,ハウ(棍棒),イス(剣),コップ(聖杯),オウル(貨幣)の4種がそれぞれ1から12まであって,合計48枚から成り,1の札に竜,10に女従者,11に騎士,12に王がそれぞれ描かれている。
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こっぱい【骨牌 gǔ pái】
中国において,象牙,獣骨,角などで作った札のゲーム。〈牙牌〉ともいう。欧米のドミノに似る。長さ3cmほどの長方形の牌の片面に,赤,緑,白のさいころの目が上下二つ刻まれ,12点の天牌2枚から2点の地牌2枚まで全部で32枚。そろえた点数を見せ合い優劣を競ったり,同点数を順につなぎ並べて遊び賭ける。占いにも使う。宋の司馬光の考案とも,1120年(宣和2)に作られ,南宋の高宗のときに普及したともいう。【鈴木 健之】
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精選版 日本国語大辞典
こっ‐ぱい【骨牌】
〘名〙
① カルタ。〔音訓新聞字引(1876)〕〔紅楼夢‐第四〇回〕
② 獣骨などで作った麻雀用の牌。
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