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【ずい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


ずい
pith
植物のでは維管束が円筒状に形成されているが,その内方,中心部にみられる柔組織を髄という。皮層の柔組織とは放射組織 (射出髄) によって連結している。木本植物ではこの部が貯蔵組織となるものが多い。草本植物のなかには茎の急激な生長により,この部が破壊されて髄腔となるものがある (例:イネタケ,トクサ) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ずい【髄】
動物の骨の中心にある黄色の柔らかい造血組織。骨髄。
植物の茎の中心部の、維管束に囲まれ、柔組織からなる部分。
物事の中心。要所。奥義。神髄。
「竟(つい)には事実の―を亡(うしな)い」〈逍遥小説神髄

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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ずい【髄〔髓〕】[漢字項目]
常用漢字] [音]ズイ(慣)
骨の中心の軟らかい部分。「髄液骨髄
中枢神経組織。「髄膜脊髄(せきずい)脳髄
物事の中心。「心髄神髄精髄
[名のり]すね・なか

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ずん【髄】
《「ずい」の音変化》物事の中心。まんなか。
「虎の―にさし当て」〈浄・反魂香

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世界大百科事典 第2版

ずい【髄】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ずい【髄】
腎臓・副腎・卵巣などの器官の比較的中心部を意味する語。髄質。
動物の骨の中心にある空洞を満たす柔らかい組織。骨の髄。骨髄。
植物の茎の中心部にある維管束に囲まれた柔組織。木本植物では貯蔵組織、草本植物では髄腔となる場合が多い。
物事の最も重要なところ。奥義。神髄。 事実の-を亡ひ咄々とつとつ奇怪の物語を長く口碑に伝へ存じて/小説神髄 逍遥

出典:三省堂
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ずん【髄】
ずい(髄)の転
中心。まん中。 かめのおの-に是ほどな疣いぼがある/浄瑠璃・新版歌祭文

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日本大百科全書(ニッポニカ)


ずい
高等植物の茎や根において維管束が環状に配列している場合、維管束環に囲まれた内部の基本組織を髄という。トウモロコシなどの単子葉植物のように多数の維管束が茎の中心部にも散在している場合や、原生中心柱をもつシダ植物の茎では髄はみられない。多くの根では中心部を木部が占めていて髄はないが、単子葉植物の根のように放射維管束の木部の数が多い場合には、中心部が柔組織からなる髄となっていることが多い。茎の髄は茎頂分裂組織下部の髄状分裂組織に由来し、縦断面でみると、多くは縦方向に連なる多数の細胞列からなる。髄は柔組織からなるが、細胞壁が肥厚したり木化することもある。また、髄はしばしばデンプンやタンパク質などの貯蔵組織となることがあり、樹道、粘液道、乳管などの分泌組織を含むこともある。さらには、シュウ酸カルシウムの結晶やタンニンなどを含む異形細胞が点在することもある。髄の組織内には多少とも細胞間隙(かんげき)が存在するが、トクサ、トウゴマなどの茎では髄の中央部にとくに大きな細胞間隙があり、これを髄腔(ずいこう)という。髄腔は、髄における細胞の分裂や成長が比較的早く終了し、ついで周囲の他の組織が成長するとき、髄の組織が壊されてできるものである。イネやモウソウチクなどの単子葉植物でも茎の中心部は髄腔となっている。これらの植物では、多くの場合、節間は長い中空な髄腔であるが、節の部分には板状に髄が残っている。また、節間部分の髄腔がところどころで水平な薄膜状に残る髄組織によって仕切られていることがあり、これを階段状髄腔という。藻類や地衣類などでも、体のつくりが比較的複雑で、その中央部と周辺部とで構造的な相違がある場合、中央部を髄または髄層とよぶことがある。[相馬研吾]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ずい【髄】
〘名〙
① 骨の中心にある柔軟な組織。骨髄。
※新撰字鏡(898‐901頃)「髄 宣累反上、骨中脂也、保禰乃奈豆支」
※即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉歌女「若し骨焦がれ髄(ズヰ)燃えずば、汝は男子にあらじ」
② (①から) 身体、心などの最も奥深いところ。
※菅家文草(900頃)四・老松風「牀頭不閑交一レ睫、入髄寒声可厭無」
③ 植物の茎の中心部で、柔組織からなるもの。草本の茎では中空のことが多く、髄腔(ずいこう)と呼ぶ。
※談義本・艷道通鑑(1715)一「芦(よし)の髄(ズイ)より天上のながめして脇目ふらざるから」
④ 学芸・技術などの奥深い肝要なところ。要所・かなめとなるところ。奥義。妙所。神髄。骨髄。
※正法眼蔵(1231‐53)礼拝得髄「髄をうること、法をつたふること、必定して至誠により、信心によるなり」
※小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「竟(つい)には事実の髄(ズヰ)を亡ひ」 〔李咸用読修睦上人歌篇詩〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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すね【髄】
〘名〙 骨の中の脂。ずい。
※新訳華厳経音義私記(794)「髄 須年」
[補注]「新撰字鏡」は「骸 骨枯也 身骨摠名 須禰汁」とある。

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ずん【髄】
〘名〙 (「ずい(髄)」の変化した語)
① 物のまん中。中心。
※浄瑠璃・傾城反魂香(1708頃)上「印可の筆を与ふれば修理はいただき墨を染め、虎のすんにさし当、四五けん間を置なから、筆引方に従って」
② まっすぐなこと。一直線上。
※浄瑠璃・持統天皇歌軍法(1713)三「よそで女ごの肌ふれさせぬ秘伝が有。伝授しましょ、あの男のおなかの臍(へそ)のずんに印判すへたがよいわいの」
③ ちょうどその見当。ちょうどその所。
※浄瑠璃・和田合戦女舞鶴(1736)軍勢玉の小桜「内の首尾を窺ふは、丁度此ずん、此辺(このあたり)

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